Galaxy Z Fold8、薄すぎて開きにくい問題を解消。指がかかりやすいフレーム形状に

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Samsungの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold8」は、薄型化によって生まれた“開きにくさ”を改善しています。前モデルのGalaxy Z Fold7は、折りたたんだ状態で厚さ8.9mm、重さ215gまで薄型・軽量化されました。一方で、左右のボディが隙間なく閉じるため、指をかけにくく、開くには少しコツが必要でした。Galaxy Z Fold8では、マグネットやヒンジ、ディスプレイの張力を最適化。さらに、端末を開く側のフレーム形状を見直し、指をかけやすくしています。実機を触ってみると、ヒンジの滑らかさ以上に、このフレーム形状の変更が効果的。薄型ボディでもスムーズに開けるようになり、使い勝手が大きく改善されました。
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Y.Sakakura

折りたたみスマートフォンが広く普及するうえで、課題になっていたのが本体の厚さと重さです。

この課題を大きく改善したのが、Samsungが昨年発売した「Galaxy Z Fold7」でした。折りたたんだ状態の厚さは12.1mmから8.9mmに、重量は239gから215gまで軽量化されています。

  • Galaxy Z Fold6:153.5 x 68.1 x 12.1 mm、239g
  • Galaxy Z Fold7:158.4 x 72.8 x 8.9 mm、215g
  • Galaxy S26 Ultra:163.6 x 78.1 x 7.9 mm、214g

一般的なスマートフォンと大きく変わらないサイズと重さになり、ようやくポケットに入れても違和感のない仕上がりになりました。

一方で、薄くなったことで目立つようになったのが、折りたたんだボディの開きづらさです。

本のページをまとめて開くのは簡単でも、1ページだけをつまんで開くのは難しいもの。Galaxy Z Fold7も左右のボディが隙間なく閉じるため、指をかけにくく、落とさないように恐るおそる開けることもありました。

最新の「Galaxy Z Fold8」シリーズでは、内部機構とフレーム形状を見直し、この問題が大きく改善されています。

磁力やヒンジ、ディスプレイの張力を最適化

Galaxy Z Fold8シリーズでは、端末を閉じた状態に保つマグネットやヒンジ機構、ディスプレイの張力が最適化されています。

折りたたみスマートフォンの左右のボディには磁石が配置されていて、閉じたときに吸着することで、端末が勝手に開かないようになっています。

ただし、磁力が強すぎると、完全に閉じた状態から左右を引き離す際に大きな力が必要になります。力を入れすぎて手から滑り落ちれば高額な修理代につながるため、慎重に開けることもありました。

Galaxy Z Fold8シリーズでは、この磁力に加えてヒンジの抵抗も見直し、閉じた状態を保ちながら、軽い力で滑らかに開けるよう調整されています。

折りたたみディスプレイには、開閉するたびに引っ張ったり押し込んだりする力が加わります。この力が強すぎると、ディスプレイが元の形に戻ろうとする反発も強くなり、開けづらさにつながります。

Samsungは、マグネットやヒンジ機構とあわせてディスプレイの張力も最適化することで、より軽く自然に開けるようにしたと説明しています。

さらに、ディスプレイには新技術の「Flex Titanium」を採用しました。チタン合金フィルムとチタンプレートによって、薄さを保ちながらディスプレイを支える構造を強化し、圧力や衝撃にも耐えやすくしています。

指がかかりやすいフレーム形状に変更

ただ、Galaxy Z Foldシリーズのヒンジは、これまでも十分滑らかでした。実機を試してみると、内部機構の調整以上に効果的に感じたのが、指をかけやすくしたフレーム形状です。

Galaxy Z Fold7は、左右のフレームが平らで、閉じるとほぼ隙間なく重なっていました。

一方、Galaxy Z Fold8シリーズでは、写真からも確認できるように、端末を開く側のフレームがわずかに外へ広がっています。ここに指をかけられるため、左右のボディをつまみやすくなり、開き始めの動作が格段にスムーズになりました。

Galaxy Z Fold7(左)とZ Fold8(右)
Galaxy Z Fold7(左)とZ Fold8(右)

この形状は、Galaxy Z Fold8とGalaxy Z Fold8 Ultraの両方に採用されています。

フレックスモード廃止は関係なし

Galaxy Z Fold8ではフレックスモードがなくなり、画面を途中の角度で固定できなくなりました。そのため、ヒンジが弱くなったことで開きやすくなったのではないか、との見方もあります。

しかし、同じヒンジを採用し、フレックスモードにも対応するGalaxy Z Fold8 Ultraも同じように開きやすくなっています。

そのため、開きやすさの改善はフレックスモードの有無ではなく、マグネットやヒンジ、ディスプレイの張力に加えて、指をかけやすくしたフレーム形状を含む全体的な見直しによるものと考えられます。

なかでも、実際に触れて最も効果を感じたのはフレーム形状の変更でした。薄型化によって生まれた開きづらさを、指がかかりやすいように間口を広げるというシンプルな工夫で解消しています。

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