iPhone XやiPhone 8 Plusで採用される2つのレンズを搭載したデュアルカメラでは一眼レフカメラのような背景ぼかしを適用したポートレート写真を撮影できる。2016年に発売された「iPhone 7 Plus」で初めて搭載されたこのカメラは高い人気を怒っているが、来年には3つのレンズを搭載したトリプルレンズカメラが登場するかもしれない。
2019年のiPhone、2倍と5倍の光学ズームが可能に?
トリプルレンズのカメラは中国メーカーのファーウェイが発売したフラグシップモデル「HUAWEI P20 Pro」に世界で初めて搭載されている。1つ目のレンズは被写体の輪郭や陰影を捉えるモノクロセンサー、2つ目のレンズは色彩を捉えるカラーセンサーで2つのレンズが撮影した写真を内部で合成することで写真のクオリティを引き上げる。3つ目は光学3倍ズームを実現する望遠レンズだ。
AIによる自動認識や色合いのバランス調整機能も備えた「HUAWEI P20 Pro」は、カメラ評価サイトDxO Markで史上初となる100点超えの最高スコアを記録。トータルではiPhone Xを10ポイント以上も上回り、ズーム評価では73ポイントの高得点を獲得。なお、Samsungの「Galaxy S9+」が65ポイント、Googleの「Pixel 2」が32ポイント、Appleの「iPhone X」が58ポイントとなっている。
スマートフォンのカメラで撮れる写真のクオリティを劇的に引き上げる効果を期待できるトリプルレンズカメラだが、経済日報のレポートによれば2019年に発売される新型iPhoneに搭載される可能性があるとのこと。
2019年のiPhoneには5倍ズームに対応した6層レンズのカメラが搭載されるレポートされている。5倍のズーム方式が画質が劣化しない「光学」、画質の劣化が激しい「デジタル」、画素数の高いレンズを活用して劣化を抑える「ハイブリッド」のどれに該当するかは明らかではないが、シングルレンズのiPhone 8は5倍のデジタルズーム、iPhone X/iPhone 8 Plusが2倍の光学ズームと10倍のデジタルズームに対応しているため、おそらく光学5倍ズームに対応するのではないだろうか。つまり、2019年のiPhoneでは画質が劣化しない光学ズームを2倍と5倍で使い分けができるかもしれない。
ただ、経済日報のレポートを伝えたApple Insiderは同紙が伝える情報には実績が不十分としてトリプルレンズカメラの噂について懐疑的な見方をしている。
なお、2019年発売のiPhoneでは酷評される“切り欠き”が小型化または完全に廃止になるといった噂も報じられている。
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