KDDIと衛星通信サービスを提供するスペースXが新たな業務提携を発表し、auスマートフォンとスペースXの衛星を直接繋げて、空が見える状況であれば圏外でも通信サービスが利用できる新サービスの提供を開始します。
衛星直接通信サービスの提供により、これまで通信サービスの提供が困難だった山間部や島しょ部を含む日本全土にエリアが拡張され「空が見れば、どこでもつながる」が実現されます。
既存のauスマホと衛星が直接つながる
サービス開始時期は2024年内を目処としており、開始当初はSMSなどのメッセージ送受信から始まり、音声通話やデータ通信にも順次対応します。
衛星通信とスマートフォンを繋げるには特別なアンテナが必要になるケースもありますが、KDDIとスペースXが提供するサービスは、既存の携帯電話の周波数帯を使用することから現在利用しているスマートフォンのまま衛星と通信が可能です。
既存のauスマートフォンと衛星通信を直接繋げるサービスは2022年8月にT-mobileとスペースXが発表しており、日本ではKDDIと手を組んでサービスを提供することになります。
衛星との直接通信はauのほかにもUQ mobile、povoといったブランドで利用可能とのこと。料金についてはプランに含めるのか、オプションとして提供するのかこれから決めるとしています。KDDIは楽天モバイルのパートナー回線エリアとしてローミング提供していますが、衛星との直接通信については提供を計画していないとのこと。MVNOから要望があった場合についても技術的な検証が必要で回答できないとしました。
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