ソフトバンクが決算説明会を開催し、今年から提供を開始したオンライン専用ブランドLINEMOとワイモバイルの契約者数を明かした。
「本当は非開示ということで会社からは言われている」「povoと比べると相当少ない」と前置きしながら宮川社長はLINEMOの契約数について「50万にも満たない」と記者の質問に答えた。
ドコモのahamoは5月時点で100万契約を突破し、KDDIのpovoは先日の発表でおおよそ100万と発表している。
ユーザーの声でLINEMOに新プラン投入
他社のオンラインブランド/プランに比べて“相当少ない”数だが、理由について低料金プランを求めるユーザーの多くがLINEMOではなく、ワイモバイルを選択していることをあげた。
ワイモバイルの契約者数は3ヶ月で契約数が10%増加しており「約700万まで積み上がった」とのこと。
ソフトバンクにとっての低料金ユーザーはワイモバイルの約700万+LINEMOの数十万を合わせた数との考えを示した。
なお、LINEMOでは月額990円で利用できるLINEMOの新料金プラン「ミニプラン」の提供を先月15日から開始。
プランを増やした背景について「LINEモバイルから他社への流出が始まっていたため、ユーザーの声を聞いたところ、3GBぐらいしか使わないんだけど、もう少し安価なMVNOライクな価格帯が欲しいという声が多かった。」と明かし、流出よりは良いと判断して思い切って踏み込んで提供したと語った。
結果的に流出を抑えるだけでなく、他社からの流入が起きるという結果にもつながったとのこと。