速報:8月21日にPixel 10とPixel Watch 4を発表へ。Googleが新製品発表イベント開催

消える24円スマホ。ソフトバンクの「新トクするサポート+」で返却時に最大8万円の負担も

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura

ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

2025/08/07 7:30
アフィリエイト広告を使用しています
消える24円スマホ。ソフトバンクの「新トクするサポート+」で返却時に最大8万円の負担も

ソフトバンクが8月20日から「新トクするサポート+(プラス)」の提供を開始します。

これは48回払いでスマートフォン等を購入して、13ヶ月目以降に返却すると、最大36回分の端末代金の支払いが不要になるプログラムです。

これまで法改正に合わせて半額サポート→トクするサポート→新トクするサポートと名前を変え、現在はプレミアム/バリュー/スタンダードの3種類が提供されています。

3種類のプログラムは返却期間や特典内容が異なり、ソフトバンクが機種ごとに適用するプログラムを決めていましたが、今後はプラスに一本化(既存のプログラムは順次終了)され、利用者自身が返却のタイミングに応じて特典を選べるようになります。

ここだけ見ればとても良心的ですが、中身を見ていくとなかなかエグいものになっています。

新トクするサポート+(プラス)で何が変わる?

新トクするサポート+(プラス)で何が変わる?

新トクするサポート+(プラス)は、「特典A」と「特典B」を選べる新しいプログラムです。

特典Aは13〜24ヶ月目以降に返却することで、最大36回分の端末代金が不要に。特典Bは25ヶ月目以降に返却することで、最大24回分の端末代金が不要になります。

変わらないこと

特典を選べる形式は、これまでのプレミアムと同じです。返却可能時期や支払い不要分も変わっていません。

端末が故障しているなど、査定条件を満たさない状態で特典を利用する場合、最大22,000円が必要になる点も同じ。

また、特典Aを利用する際に「あんしん保証パック」の継続加入と「早期利用料」(旧:早トクオプション利用料)が必要になる点もこれまでと同じです。

変わらないこと
  • 48回払いでの購入
  • スマホの返却時期に応じて選べる特典はプレミアムと同じ
  • 最低条件を満たさないときに特典を利用するために最大22,000円が必要
  • 特典Aは、あんしん保証パックと「早期利用料」(旧:早トクオプション利用料)が必要
  • ソフトバンク回線がなくても利用可能

変わること1:低価格スマホでも36回分の支払い不要に

これまでの新トクするサポートは、ソフトバンクが機種ごとに適用するプログラムを決めていました。

例えば、iPhone 16はスタンダード対象機種のため、25ヶ月目以降にしか返却できず、iPhone 17に買い替えるために13ヶ月目に返却して、残り36回分の支払いをやめるといったことはできません。

プラスで購入すれば、これが可能になります。

これまで36回分の支払いが不要になるプレミアムの対象は、高額な機種が多い傾向にありましたが、今後はiPhone 16e、Pixel 9aといった割安な機種でも特典Aが使えるのは大きな変化です。

機種によって24回分が不要になるスタンダードと、36回分が不要になるプレミアムが決められていた
機種によって24回分が不要になるスタンダードと、36回分が不要になるプレミアムが決められていた

変わること2:無料返却と24円スマホがなくなる

ソフトバンクといえば、新機種でも24円や36円で購入できてしまうのが大きな魅力です。

しかし、プラスでは特典を利用するために、最大22,000円の「特典利用料」が必要になるため、24円スマホや36円スマホは姿を消すことになります。

例えば、iPhone 15(128GB)の負担額は9,840円で、オンラインショップ割を適用すると毎月1円・24円になります。

今後は特典利用料として22,000円が必要になり、合計22,024円になってしまいます。もし、安く買い替えを検討していたのであれば、19日までに買ってしまうのも良いかもしれません。

消える24円スマホ
消える24円スマホ

変わること3:特典Aは利用だけで最大6万円必要。故障していたら最大8万円に

特典Aは、プレミアム(13〜24ヶ月目以降に返却)の特典を引き継ぐ内容で、これまでも早トクオプション利用料として最大29,700円が必要でした。

これが「早期利用料」と名前変えて、金額も8,800円値上げされた最大38,500円になります。

ここに最大22,000円の特典利用料と、端末が査定条件を満たさなかった場合の最大22,000円が必要になるため、合計最大82,500円が必要になるケースもあります。

特典Aにおいては両方の利用料を一括で支払う必要があると案内されるなど、なかなかエグい内容です。

特典Aの利用にかかる費用
  • 早期利用料:最大38,500円
  • 特典利用料:最大22,000円
  • 査定条件を満たさなかった場合:最大22,000円

買い替え時に特典利用料まで確認を

ソフトバンクはここ最近、料金プランの値上げを静観する一方で、ウェブを含めた事務手数料の値上げや、今回の特典利用料といった関連費用の引き上げを進めています。

手数料や特典利用料は毎月かかるコストではないため、意識しにくい部分で知らないうちに負担が増えた、といったこともあるかもしれません。

また、このタイミングで新トクするサポートがアップデートされたのは、8月21日に発表されるGoogle Pixel 10シリーズや、9月9日発表と噂されているiPhone 17シリーズを見据えてのことです。

これから価格比較などを目にする機会も増えると思いますが、端末代金だけでなく、特典利用に必須となった特典利用料や値上げされた早期利用料をしっかり確認するようにしましょう。

投稿規約
  • チャットサポートではないので質問は必ず記事を読んでから投稿してください。
  • 迅速な回答のために、質問する際は状況を細かく書いてください。最低限、画面にどういったメッセージが表示されているのかは必要です。
  • コメントに誹謗中傷を含む場合は、発信者情報開示請求を行います。
  • 攻撃的・侮辱的・過激・不快な表現を含む場合はIPアドレスを公開します。
  • VPNを使った書き込みおよび連投は承認されません。

コメントを残す

(任意)

あなたにおすすめ