「Netflixサービスおよび当該サービスを通じて視聴されるコンテンツは、お客様の個人的な非商業的用途に限るものとし、お客様のご家庭以外の方と共有することはできません。」
Netflixの利用規約にはこのような記述がある。値上げされた料金を払いたくないからといって友だちや実家の家族などとNetflixのアカウントを共有する行為は当然ながら禁止されている。
それでもアカウントを共有する人は多く、50%がNetflixのアカウントを不正共有していると回答した調査結果があるなかでNetflixはアカウントの不正共有による不正視聴を取り締まるために警告の表示を開始したようだ。
「動画の視聴を続けるには自分のアカウントが必要」
家族や友だちからパスワードなどのログイン情報を借りてNetflixで動画を視聴しているユーザーに以下のような警告画面が表示され始めたとTwitterなどで報告されている。
O no. Netflix doing the purge?!? pic.twitter.com/XXlHtfgfsy
— chante most (@DOP3Sweet) March 9, 2021
警告画面には「このアカウントのオーナーと同居していない場合、動画の視聴を続けるために自分のアカウントが必要」とのメッセージが表示されている。
メッセージが勘違いで表示された場合はメールなどで送信された認証コードを入力することで動画の視聴を続けられるようだ。Netflixアカウントを作成したり、「あとで」を押してそのまま視聴を続けるオプションも用意されている。
「あとで」を選択した場合、どれぐらいの頻度でメッセージが再表示されるのかはわからない。
今回明らかになった取り組みについてNetflixはアカウントを使用しているユーザーに権限が与えられているのか確認するためのテストだと答えている。つまりアカウントの不正利用を防止するための取り組みとのことだが、ユーザーに表示されるメッセージの内容はアカウントの不正共有による動画の不正視聴を警告するものだ。
The Streamableによると、この警告はテレビでNetflixを視聴しているユーザーに表示されていてスマートフォンやタブレットで動画を視聴している場合は表示されないとのこと。
Netflixは同時視聴制限によってアカウントの不正共有に対処してきたが、それでもアカウントを不正共有するユーザーが多いことから取り締まりを強化するようだ。
コメントを残す