Netflixが2023年第2四半期において約590万人の有料会員を獲得したことを明らかにしました。加入者の総数は2億3,840万人に到達しています。
加入者増加の要因の1つは5月から100カ国以上で開始した不正なパスワードおよびアカウント共有の取り締まりにあります。
Netflixは2022年第1四半期に有料会員が20万人も減少し、原因は競争の激化と不正なアカウント共有の存在にあると説明していました。
広告なし最安プランが米国・英国で廃止に
Netflixでは同居している家族間でパスワードおよびアカウントを共有することは認められていますが、友だちや実家など同じ世帯に住んでいない人と共有することは認められていません。にもかかわらず、有料会員2億2000万のうち約半数となる1億ものメンバーが不正にアカウントを共有していることが発覚しています。
有料会員の減少に歯止めをかけるために、広告のないベーシックプランよりも200円安い月額790円から楽しめる新プラン「広告つきスタンダード」と、パスワード共有の取り締まりを開始。
アカウントを共有したい場合は、1人追加するごとに広告つきスタンダードプランよりも1ドル高額な7.99ドルを支払う必要があります。
広告つきスタンダードプランは、追加でお金を払ってもメンバーを追加することはできず、追加元になるプランはより高額なプランに加入している必要があります。
また、アメリカとイギリスでは、広告なしプランとしては最安のベーシックプランを廃止して収益性を高めようとしています。おそらく日本でも将来的にベーシックプランは廃止になるでしょう。
不正なアカウント共有は日本でも取り締まりを開始。不正対象のユーザーには同一世帯以外のアカウント共有が禁止されていることを告げるメールを送信しています。現時点では注意喚起のみで料金を請求するところまでは行っていませんが、近い将来、追加料金も請求されることが予想されます。
- | Netflix
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