楽天が格安スマホ/格安SIMサービスを提供するFREETEL(フリーテル)の買収を正式発表した。
楽天は格安スマホ市場で4位のシェアを獲得しているが、6位のフリーテルを買収すると業界3位に浮上する。
楽天、フリーテルを5億2000万で買収
楽天がプラスワンマーケティングが「フリーテル」ブランドで展開する格安SIMサービス事業を買収すると正式発表した。買収額は5億2000万。
当面、フリーテルのブランドは継続され、サービスやキャンペーンも変わらず利用できる
以下、日本経済新聞の先行報道。
楽天、フリーテル買収で業界3位に
日本経済新聞によると、楽天はプラスワン・マーケティングから格安スマホ事業を手がける「フリーテル」を数十億で買収するとのこと。本日午後にも正式発表される。
プラスワン・マーケティングは格安SIMサービスを提供する「フリーテル」のほかに格安スマホの設計・開発も手がけているが、今回の買収対象はフリーテルのみ。買収後、楽天はフリーテルブランドを残したままサービスを展開し、プラスワン・マーケティングは格安スマホの開発に特化する。
2013年11月に格安スマホ/格安SIMサービスに参入したフリーテルは“縛りなし”を謳う格安SIMと“Made by Japan”を謳う格安スマホで注目を集めたが、“業界最安”の広告が景品表示法違反に該当、消費者庁から措置命令が出るとその後は契約数が伸び悩んだようだ。
同社は頻繁に新製品、新サービス発表会を実施していたが、2016年11月を最後に発表会も行っていなかった。
最近の格安スマホ事業はソフトバンクやauといったキャリアが顧客流出を食い止めるためにワイモバイルやUQ mobileといったサブブランドを展開し、大きな資本力を持って他社を圧倒している。現在は20社以上が格安スマホ/格安SIMのサービスを展開しているが今後は統合・撤退で徐々に沙汰されていくと見られていた。主要な格安スマホ事業者のM&Aは今回が初とのことだが、今後も同じような買収が続くのかもしれない。
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