5月12日、楽天モバイルがプラスカンファレンスを開催し、“重大発表”と予告していた新料金プラン「Rakuten最強プラン」を発表しました。
楽天が最強とアピールする新料金プランでは、カバー率・料金・海外・国内通話・Rakuten Linkのデスクトップ版・加入しやすさの7つが特徴になります。
人口カバー率は業界最高水準の99.9%に
これまで不満の声があったエリアについては、基地局整備に時間がかかることからKDDIとのローミングによって人口カバー率が99.9%まで一気に向上させるとのこと。
特に大きなアップデートはパートナー回線エリアでも楽天回線エリアと同様に無制限で利用可能になること。これまではパートナー回線エリアでデータ通信する場合は、1ヶ月ごとに5GB制限があり、超過すると1Mbpsの速度制限がかかっていましたが、新料金プランでは無制限です。
加えて楽天回線からパートナー回線への切り替えをスムーズにすることで、ストレス少なくサービスを利用できると説明しています。
これまで楽天モバイルはサービス開始当初から自社の基地局でサービスを提供する楽天回線エリアを拡大する一方、KDDIから回線を借り入れてサービスを提供するパートナー回線エリアを縮小する方針でエリア整備していましたが、エリア整備方針を転換し、これまでローミングを提供していなかった東京都23区・名古屋市・大阪市を含む都市部の一部繁華街を対象に地下鉄や地下街、トンネル、屋内施設などでもローミングを提供すると発表しました。
パートナー回線エリアの無制限対応はこういったエリア整備の方針変更に伴うものと言えると思います。
そのほか、8月1日にはPCから音声通話できるRakuten Linkデスクトップ版の提供がスタートし、5月下旬からはMNPワンストップサービスにも対応。元のキャリアでMNP予約番号の取得が不要になります。
さらに、6月末からはワンクリック申し込みに対応。楽天会員であれば、申し込みボタンのワンクリックで最強プランの申し込みと開通が完了します。なお、ワンクリック申し込みはデータSIMから対応し、音声SIMについても2ヶ月以内にサービスを始めたいとしています。
#楽天モバイル ワンクリック申し込みはこんな感じで手続き可能 pic.twitter.com/vUzK7jduty
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) May 12, 2023
新料金プランの料金は現行プランと同じ3GBまでは1,078円、20GBまで2,178円、20GBを超過する場合は100GBでも200GBでも最大3,278円です。
提供開始日は6月1日。既存ユーザーも自動的に新料金プランにアップデートされます。