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ドコモ、ツートップ効果が薄く再び純減、MNPは大幅転出超過にー2013年6月度の携帯電話契約数

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Yusuke Sakakura更新日:2014/10/11 23:27
ドコモ、ツートップ効果が薄く再び純減、MNPは大幅転出超過にー2013年6月度の携帯電話契約数

TCAが2013年6月度の携帯電話およびスマートフォンの契約数を発表しました。純増数ではソフトバンクが1年6ヶ月連続で首位を獲得する結果となり、MNPでは引き続きauがトップを獲得しています。

ソフトバンクの通信モジュール契約数が桁違いに

TCAの発表によると、新規契約から解約を差し引いた純増数は、ソフトバンクモバイルが24万8100件、auが23万2200件、ドコモが-5900件になったとのこと。

ドコモは今年1月にも1万2900件の純減を記録していましたが、それ以来の純減となります。

純増数にはフォトフレームなどの通信モジュールも含められており、ソフトバンクモバイルが純増数で1年6ヶ月も首位を維持できる要因がまさにこれとなっています。

通信モジュールのみの契約数はソフトバンクが7万6800件、auが8100件、ドコモが-7700件となっており、通信モジュールを純増数から差し引くと、ソフトバンクモバイルが17万1300件、auが23万件、ドコモが1800件となります。

ということで、携帯電話やスマートフォン、タブレットに限ればauが今月も純増数トップということになりそうです。それにしてもソフトバンクモバイルの通信モジュール7万件ってものスゴい数値ですね・・・ほとんどがフォトフレームなのだろうか・・・。今度の記者会見で誰か聞いてくれないかな。

ドコモ、「ツートップ」では囲い込みも、新規顧客獲得もできず

ロイターによると、MNPの純増数は、auが8万5300件、ソフトバンクモバイルが5万9900件、ドコモが-14万6900件となったようです。

auについては、MNP時にiPhone5を購入すると、2万1000円が割り引かれるキャンペーンが終了したことや、ここ最近の通信障害で影響があるかと思われましたが、iPhone5(16GBモデル)を一括0円(毎月の利用料金から一定額を割り引く実質0円ではない)で投げ売りするのが効いたのか今月も首位を獲得しています。

そして、ドコモは2013年夏モデルで「ツートップ」施策を投入して、CMを大々的にうち、10年以上ドコモを使い続けるユーザーやiモードユーザー向けの大幅な割引キャンペーンを提供したわけですが、結果は大幅の転出超過となり、囲い込みは失敗、新規顧客の獲得も失敗に終わったと言えるかと思います。

iモードユーザーとか10年以上もドコモ使っているような人は相当な理由がないとドコモから出て行かないだろうから、わざわざキャンペーンで囲い込む必要はなかったんじゃないだろうか。やはり、囲い込みが必要なのは2年縛りが終わるユーザーだったんだろうなーとあらためて思いました。

ちなみに、昨年6月度のMNP純増数は-6万3400件でしたからむしろ悪化したとも言えるかと思います。
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