Appleが音楽認識アプリ「Shazam」を買収した。数日前に噂として報じられたが、Appleの広報が複数紙に買収の事実を認めた。買収額は明らかになっていないが、噂では4億ドルと報じられている。
今年Appleが買収したアプリは3月の「Workflow」に続いて2つ目となる。
世界で数億人が利用する音楽認識アプリ「Shazam」が買収
Apple広報のTom Neumayrは、BuzzFeed Newsに対して「Shazamと才能に溢れるチームがAppleに加わることに興奮している」と話し、AppleがShazamを買収したことを正式に認めた。
Appleは、Shazamについて「アプリのリリース後から常に人気のあるアプリとして上位にランクインし、現在では世界中の数億人が複数のプラットフォームで利用している」とコメント。さらに、「Apple MusicとShazamは、音楽を発見する情熱を共有していて素晴らしい音楽体験を届けられる」と述べ、今後に向けたエキサイティングなプランを用意していることまで明かしている。
Shazamは既にSiriを使った音声認識や曲名検索に関わっているが、Appleに買収されたことでさらに深く製品やサービスに関わっていくことになるはずだ。
Appleが買収したShazamは、テレビやCM、映画、街中などで流れているBGMや挿入歌などの音楽を認識して曲名や歌詞を表示するアプリ。2002年に携帯電話向けに登場したShazamは、2008年にスタートしたApp Storeで公開されると、その年のダウンロードランキング・無料アプリ部門で4位にランクイン。2016年にはダウンロード数が10億回を超えた。今でこそ当たり前になっている音楽認識を広めたのはShazamと言っても誤りではない。
なお、有料版のShazam Encoreも公開されているがWorkflowのように無料化されるのかは不明。さらに、ShazamはGoogle Playストアでも公開されているほか、SpotifyやGoogle Play Musicとの連携機能も備えている、Appleが買収したことで今後どうなるかは今のところわからない。
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