何が変わった?Xperia 1 VIIIとXperia 1 VIIの違いを比較
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ソニーが2026年の最新フラグシップスマートフォン「Xperia 1 VIII」を正式発表しました。
6月11日の発売に向けて、すでにドコモオンラインショップや
ソフトバンクオンラインショップ、
auオンラインショップなどで予約受付がスタートしています。価格は235,400円から。ソニーストアでは最大16GB/1TBの大容量モデルも用意されています。
前モデルのXperia 1 VIIから大きく変わったのは、やはりバックカメラのデザインです。3つのレンズを縦に並べた従来のスタイルから、正方形に近い台座にレンズをL字型に配置したデザインへ刷新され、見た目の印象は大きく変わりました。
もちろん、変わったのは見た目だけではありません。カメラ性能やチップ、AIなど、日常の使い勝手に関わる部分も進化しています。
この記事では、Xperia 1 VIIIと前モデルのXperia 1 VIIの違いを整理しながら、何が進化したのか、買い替える価値はあるのかをわかりやすく比較します。
デザインとカラー:L字カメラで印象が大きく変化

Xperia 1 VIIIで最もわかりやすく変わったのは、背面デザインです。
Xperia 1 VIIまでは、3つのレンズを縦に並べ、余分な台座を極力そぎ落とした細長いカメラまわりを採用していました。縦長のボディとも相性がよく、スマートで繊細な印象のあるデザインでした。
対するXperia 1 VIIIではカメラまわりを横方向に広げ、正方形に近い形状へ刷新。レンズもL字型に配置され、これまでよりもワイルドで無骨な雰囲気に変わっています。
一方で、フラットな前面、上下にベゼルを残したディスプレイ、パンチホールのない画面、側面のシャッターキーといった特徴は引き続き採用されています。


背面には、Xperia 1 VIIIのために独自開発されたOREテクスチャを採用。微細な凹凸によって手のひらになじみやすく、マットな質感もあって指紋が目立ちにくい仕上げです。
サイズはXperia 1 VIIとほぼ同じですが、厚さは8.2mmから8.3mm、重さは197gから200gへとわずかに増えています。体感できるほどの差ではないものの、前モデルより少しだけ厚く、重くなりました。
カラーバリエーションは、ファイトブラック、アイオライトシルバー、ガーネットレッドに加えて、オープンマーケット版限定のネイティブゴールドを用意。特にネイティブゴールドはキャリア版では選べないため、ソニーストア版を選ぶ理由のひとつになりそうです。
携帯総合研究所の読者の方からはホワイトを求める声もありましたが、今回はシルバーとなっています。




カメラ:連続ズームを廃止
見た目だけでなく、カメラの中身も大きく変わっています。
Xperia 1 VIIでは、85mmから170mmまでシームレスに画角を変えられる連続光学ズームを搭載していました。スマートフォンとしてはめずらしい仕組みで、Xperiaらしさを感じられる機能でしたが、Xperia 1 VIIIではこの連続ズームが廃止されています。
Xperia 1 VIIIでは、光学2.9倍とクロップズームによる光学相当の5.8倍ズームの望遠カメラにデグレードされています。一方で、望遠カメラのイメージセンサーは前モデルから約4倍に大型化されたことで、暗い場所でもより明るく、鮮明に撮影できます。
連続光学ズームの問題は、サポートする焦点距離の範囲が狭いために、複雑な仕組みやコストの割に効果をあまり実感できないことです。約3倍になっているメモリを中心としたコスト増に対応するためには、削減もやむなしだったのかもしれません。

AIによるシーン認識「AIカメラアシスタント」
また、Xperia 1 VIIIではAIによるシーン認識「AIカメラアシスタント」にも対応しています。
細かい設定が分からなくても、撮影シーンに合わせて表現力のある画作りを提案してくれます。また、明るさやホワイトバランス、彩度、コントラストなどを自分好みに調整し、カスタムルックとして保存することも可能。
Xperiaらしいこだわりの撮影体験は残しつつ、より多くの人が扱いやすいカメラへ近づいた印象です。

性能と電池持ち:チップは新世代に。最大1TBモデルも
チップセットも新世代に更新されています。
Xperia 1 VIIはSnapdragon 8 Eliteを搭載していましたが、Xperia 1 VIIIではSnapdragon 8 Elite Gen 5を採用。処理性能やAI処理、ゲーム時の安定性など、スマートフォンの基本性能に関わる部分が強化されています。
また、熱拡散シートとベイパーチャンバーを搭載し、動画視聴やゲーム時の発熱を抑えながらパフォーマンスを維持できるよう設計されています。長時間の撮影やゲームでも、性能を安定して発揮しやすい構成です。
メモリは12GBまたは16GB。オープンマーケット版では、Xperia史上最大容量となる16GB/1TBモデルも用意されています。写真や4K動画、音楽データ、ゲームアプリを本体にたっぷり保存したい人にとっては魅力的な選択肢です。
バッテリー容量はXperia 1 VIIと同じ5,000mAh。ソニー独自の省エネ設計によって、Xperia 1 VIIIでも最大2日間の電池持ちを実現しています。
ソフトウェアアップデートも、最大4回のOSアップデートと6年間のセキュリティアップデートを保証。ここも前モデルから大きく変わりませんが、長く使える安心感は引き続きXperia 1 VIIIの強みです。
価格:前モデルから値上げ
Xperia 1 VIIIは、前モデルから価格が上がっています。
Xperia 1 VIIのソニーストア価格は204,600円からでしたが、Xperia 1 VIIIは12GB/256GBモデルで235,400円から。最小構成でも30,800円高くなりました。
さらに、12GB/512GBモデルは251,900円、16GB/512GBモデルは268,400円、Xperia史上最大容量となる16GB/1TBモデルは299,200円です。
特に1TBモデルは約30万円に達しており、スマートフォンとしてはかなり高価です。カメラや大容量ストレージ、Xperiaらしい映像・音響体験にどこまで価値を感じるかが、購入判断のポイントになります。
前モデルのXperia 1 VIIもまだ十分に高性能なため、価格を重視するなら値下がりが予想される前モデルを選ぶのも現実的です。
どっちを買うべき?
Xperia 1 VIIIは、カメラを中心に大きく変わったモデルです。
連続光学ズームは廃止されたものの、望遠カメラのセンサーは大型化され、暗所や望遠撮影での画質向上が期待できます。L字型カメラによって見た目の印象も大きく変わり、数世代前から買い替えるならばかなり新鮮に感じるかもしれません。
一方で、ディスプレイやバッテリー容量、アップデート保証などは変わっていません。価格も上がっているため、すでにXperia 1 VIIを使っていて大きな不満がないなら、無理に買い替える必要はなさそうです。
Xperia 1 VIIIがおすすめなのは、望遠カメラの画質向上に期待したい人、最大1TBの大容量モデルが欲しい人、そして新しいデザインに魅力を感じる人です。
Xperia 1 VIIIと1 VIIのスペックを比較
| Xperia 1 VIII | Xperia 1 VII | |
|---|---|---|
| デザイン |
|
|
| 素材 | ー |
|
| サイズ |
|
|
| 重さ | 200 g | 197 g |
| ディスプレイ |
|
|
| カメラ |
|
|
| フロントカメラ |
|
|
| 写真機能 |
|
|
| 動画機能 |
|
|
| チップセット | Snapdragon 8 Elite Gen 5 | Snapdragon 8 Elite |
| メモリ |
|
|
| ゲーミング |
|
|
| バッテリー |
|
|
| ワイヤレス充電 |
|
|
| SIM |
|
|
| 5G | ミリ波・Sub6 | ミリ波・Sub6 |
| Wi-Fi |
|
|
| Bluetooth | 6.0 / Auracast | 6.0 / Auracast |
| FeliCa | ◯ | ◯ |
| 防水・防じん | IP68 | IP68 |
| USB | 3.2 | 3.2 |
| セキュリティ |
|
|
| アップデート保証 |
|
|






















コメントを残す