Xperia 1 Vなどドコモ版Xperiaが電波法違反。消費者に影響なし「安心してそのままお使いいただけます」
ソニーはドコモ向けに製造したXperiaスマートフォンが電波法に違反していたことを発表しました。
同社は10月31日に総務省へ報告を行い、11月1日までに再認証を取得したとしています。また、是正対応はすでに完了しており、対象機種の利用者はそのまま使用を続けることが可能です。
対象機種と影響範囲
総務省によると、ソニーが製造・販売する一部の特定無線設備が電波法の工事設計合致義務に違反していたことが確認されました。これに対し、総務省はソニーに厳重注意を行うとともに、原因の究明・分析および再発防止策の検討を含む行政指導を行ったとしています。
違反の内容として、認証を受けた工事設計に含まれないアンテナを使用して電波を発射できる状態にあったことが指摘されています。
対象となった機種は以下のとおりで、すべてドコモ向けの端末です。ソフトバンクやKDDIから販売されている機種は対象外となっています。
- Xperia 1 Ⅲ SO-51B
- Xperia 5 Ⅲ SO-53B
- Xperia 1 Ⅳ SO-51C
- Xperia 5 Ⅳ SO-54C
- Xperia 1 Ⅴ SO-51D
- Xperia 5 Ⅴ SO-53D
- Xperia 1 Ⅵ SO-51E
ソニーは今回の電波法違反について次のようにコメントしています。「弊社ではこの度の事態を厳粛に受け止め、再発防止に向けた原因究明と具体的な対策を講じ、今後このようなことがないように努めてまいります。今回対象となった製品に関しまして、工事設計認証に対する確認が不十分であったと反省し、お客さまにご心配をおかけしますことを深くお詫び申し上げますとともに、今後とも弊社製品をご愛用いただきますようお願い申し上げます。」