アメリカでiPhoneの独占販売権を獲得しているAT&Tが本日、「iPhone 3G」の価格を発表しました。
発表された価格は、2年契約という条件で8GBモデルが199ドル(約2万円)、16GBモデルが299ドル(約3万円)となっています。また、AT&Tでは2年契約なしのモデルを発表しており、8GBモデルが599ドル(約6万円)、16GBモデルが699ドル(約7万円)となっています。
同時に発表されたプランは、月額69.99ドル(約7000円)で通話450分および夜間や週末の通話5000分、無制限のデータ通信という内容のものや、月額129.99ドル(約1万3000円)で通話とデータ通信が無制限に行えるというものが発表されました。
SIMを抜けばただの箱を2年契約で購入するには・・・
このようにAT&Tでは2年契約なしで「iPhone 3G」を2年契約ありのものより約4万円上乗せした価格で販売するわけですが、ソフトバンクモバイルにもそういったプランを発表してもらいたかったです。
というのも、「iPhone 3G」はSIMカードを抜いてしまえばただの箱で起動することさえもできません。そして、iPhoneに挿せるSIMカードはiPhone専用のものとなっており、他の携帯電話で契約しているSIMカードはiPhoneに挿入することができないので、iPhoneで契約を解除してしまえばただの箱になってしまいます。
つまり、iPhone 3Gは2年契約を終えてもソフトバンクモバイルと契約していない限り起動することができず、実質「iPhoneを購入する」というよりも「iPhoneを動かす権利を購入する」ということになります。
さらに、2年が経ってしまえばAppleはまた新しいiPodを投入してくることはまず間違いありません。iPodも通話・データ通信機能も使えるからといった理由で「iPhone 3G」を購入してしまうと、痛い目を見ることになるかもしれませんよ?
AT&T、iPhone 3Gに「2年契約なし」オプションも – ITmedia +D モバイル
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