2014年度中に月額1000円程度の通話定額サービスの導入を検討していると報じられ、報道直後に否定したNTTドコモですが、共同通信のインタビューにて再度言及したことがわかりました。
音声通話定額、タイミングと条件が課題
ドコモの坪内氏は通話定額サービスについて検討中であるとコメントしたようです。そういえば前回の報道直後に否定した際は「通話定額の検討し始めたとの報道があるが、決定した事実はない」というコメントしており、決定した事実はないとしながらも検討し始めたかどうかについては否定をしていませんでした。また、他社の携帯電話や固定電話にかけても一定料金で話し放題になる「音声通話定額制」について、坪内副社長は「いずれ導入しなければならない。タイミングと条件をはかるのが経営の課題」と、検討中であることを認めた。ただ解決すべき課題が多いとして、導入時期などには触れなかった。
引用元:「遠くない将来に」ドコモ副社長、iPad導入について – 芸能社会 – SANSPO.COM(サンスポ)
音声通話定額を可能にする「VoLTE」
現在、ドコモのサービスはデータ通信を3GとLTEで、音声通話を3Gで提供されていますが、音声通話もLTEの回線で運用する「VoLTE」を2014年度を目処に導入する方針であることを発表しています。「VoLTE」を導入することで2〜3倍(3G比)のトラフィックを収容でき、運用コストが下がることで通話定額の提供が可能になるというものです。
ただ、VoLTEを利用するには端末側が対応している必要があり、現在発売されているスマートフォンでは利用することができないとされています。
LINEやSkypeなどIP電話の登場で音声通話による収入が右肩下がりになるなか、ドコモは音声通話定額の導入で改善を図りたい狙いがあるようです。
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