SIMロックを解除したiPhoneはサポートしないとAppleが発表し、その数日後にAppleが公開したアップデートソフトを実行するとSIMロックを解除したiPhoneが使用不可になってしまいますが、このAppleの処置を独占禁止法に違反しているとし、アメリカのiPhoneユーザーがAppleを提訴しました。
まぁ、アメリカなら当然のことでしょう。
「iPhoneロックは違法」――米消費者がAppleを提訴 – ITmedia News
この記事によると、原告のティモシー・スミス氏は、AppleがiPhoneにSIMロックをかけ、AT&T以外のキャリアでiPhoneを使用できないようにしているのは、同州の複数の独占禁止法に違反すると申し立てています。原告はiPhoneのロック解除について、「デジタルミレニアム著作権法(DMCA)では、消費者が好きなキャリアを利用するために携帯電話に改変を加えることを認める条項がある」として、消費者の権利であると主張し、Appleが最近のソフトウェアアップデートで「ロック解除」したiPhoneを使えないようにしたのは消費者の権利を無視していると訴えているとのことです。
また、SIMロックを解除したiPhoneを修理に持ち込んだユーザーに対し、Appleが保証を適用しなかったことも批判しています。使用で着なくなったiPhoneを持ち込んだユーザーに対してAppleの広報担当者が、マリー・アントワネットのように「新しいiPhoneを買わせればいい」と回答したと指摘しています。
原告側は損害賠償と、ソフトウェアロック付きiPhoneの販売、ロック解除したiPhoneの保証拒否、AT&Tサービスの契約強制を禁じる差し止め命令を求め、この訴訟を集団訴訟として進めることも要求しているようです。
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