今月から配信がスタートしたAndroid 14にて、複数ユーザー機能を利用するとストレージが利用できない不具合が確認されています。
画像などを保存しようとすると「ダウンロードに失敗しました」と表示されてディスクドライブのアンマウントを促されたり、写真を撮影しようとするとストレージの空き容量に関わらず十分な空き容量を確保するよう促される致命的な不具合です。
Googleは問題がPixel 6以降のモデルで発生しており、被害が拡大しないようアップデートを展開していると案内しています。
問題回避のため、いますぐGoogle Playアップデートを
Googleによると、不具合が発生すると複数ユーザー機能でプライマリに設定されているユーザーアカウントでストレージにアクセスできなくなることがあるとのこと。
初期化を促されたり、デバイスが再起動する場合もあり、初期化した場合はバックアップしていないデータが失われ、初期化を拒否すると「Pixelを起動しています」のメッセージと共に再起動を繰り返すそうです。
Googleは不具合が新たに発生しないよう対処したGoogle Play システムアップデートをすでに展開していると案内しています。アップデートを適用するには、設定画面からセキュリティとプライバシー>システムアップデート>Google Playシステムアップデートに進みます。手元のPixel 8 Proで確認したところ2023年10月1日が最新版のようです。
すでに不具合が発生している場合はシステムアップデートによって修正され、初期化することなくストレージにアクセス可能になるとのこと。一方で、再起動ループに関しては一部のデータを復元できる可能性を調査している段階で詳細がわかり次第、案内するとしています。
Googleは問題が発生していないユーザーとすでに初期化したユーザーに対してはOTAアップデートが利用できるまで複数ユーザーを利用してセカンダリーユーザーを作ったり、ログインしないよう呼びかけています。
不具合が致命的なものということだけではなく、Googleのサポートについても批判の声があがっています。
20日以上も前に投稿されたRedditでの報告によると、Googleのサポートに連絡したところセーフモードで再起動するよう説明(説明された手順はfastbootの再起動だった)されたとのこと。その後、保証期間の確認が入り、期間が切れていることを告げられ、キャッシュのクリアなど他の案内はなくサポートは終了したそうです。
サポートに対してマジでがっかりしたと述べ、100ドルの中国スマホの方がサポートは充実していたとし、誰かが集団訴訟を起こしたらDMで連絡するよう求めています。
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