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速報:Apple、iPhoneのマイナンバーカード対応を正式発表。2025年春後半から

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Yusuke Sakakura更新日:2024/05/31 14:41
速報:Apple、iPhoneのマイナンバーカード対応を正式発表。2025年春後半から

5月30日、Appleがウォレットアプリにマイナンバーカードを追加できることを正式発表しました。

Appleウォレットの身分証明書機能が米国外で展開されるのは今回が初めて。

デジタル庁は本日9時30分から45分に、岸田総理とティム・クックCEOがテレビ会談を行い、マイナンバーカードの機能をiPhoneに搭載することについて確認を行ったとしています。

iPhoneで身分証明書の提示が可能に

Appleは来春の後半からAppleウォレットでマイナンバーカードを利用できるよう準備を進めていることを発表しました。

これにより、iPhoneのウォレットアプリにマイナンバーカードを追加後、iPhoneのサイドボタンを2回押してFace IDまたはTouch IDで認証後、専用リーダーにiPhoneをかざすだけで対面で身分証明書を提示できます。

具体的には氏名や年齢、住所のオンラインおよび対面での証明、資格証明書の表示もスマホで可能に。

さらに、Androidですでに実装されている電子証明書の搭載によって、コンビニエンスストアで住民票の写しなど公的な証明書等を発行したり、マイナポータルアプリにアクセスしてオンラインの行政サービスを受けることもできます。

安全性が気になるところですが、提示に関する情報は暗号化された上でiPhone上にのみ保存されるため、利用者がどこで、いつ、どのような個人情報を共有したかなどはAppleも知ることができません。

万が一、iPhoneを紛失した場合でも、探すアプリを使ってデバイスをロックして位置を特定したり、リモードで初期化することも可能。

なお、身分証明書の提示に関しては、モバイルデバイスで身分証明書や運転免許証を提示する際の消費者のプライバシー保護について明確なガイドラインを定めているISO 18013-5シリーズとISO 23220シリーズの規格に対応しているため安全に利用できます。

岸田文雄総理大臣とApple社CEOティム・クック氏のリーダーシップのもと、マイナンバーカードの機能をスマートフォンへ搭載するという大胆な取組に、Apple社とともに協働していくこととなり、大変嬉しく思っています。現在、日本のIDカードであるマイナンバーカードは、1億人以上の国民のみなさまに申請いただき、様々な官民のオンラインサービスをはじめ、約6万を超えるコンビニで行政サービスを受けられるなど、日常生活で広く利用され、災害や救急でも利用できます。デジタル庁は、スマートフォンを基盤とした世界をリードする安全で便利なデジタル社会を、構築してまいります

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