Photo by Maryland GovPics
Appleがプロバスケットボールリーグ、NBAのゴールデンステート・ウォリアーズに所属する“KD”ことケビン・デュラントのドキュメンタリー番組を制作していることがわかった。
Apple、ケビン・デュラントのドキュメンタリー番組を制作
米メディアVARIETYがAppleとケビンデュラントが立ち上げた映像会社と提携して“KD”の幼少期からNBAでの活躍に迫るドラマシリーズ「Swagger」を制作していると報じ、KDは自身のTwitterでこれを認めた。
So excited to partner with Imagine and Apple on this series…much more to come @richkleiman @thirtyfivemedia https://t.co/ZC21fSkXIe
— Kevin Durant (@KDTrey5) 2018年2月13日
KDは2007年にNBAドラフト全体2位でシアトル・スーパーソニックス(現 オクラオマシティ・サンダー)に入団。新人王を獲得し、3年目のシーズンはトップスターのレブロン・ジェームズと争った上で史上最年少で得点王に輝いた。
4年目はのちに55年ぶりに史上二人目の平均トリプルダブルを記録したラッセル・ウェストブルック、今シーズンのMVP最有力候補であるジェームス・ハーデンなど若いメンバーを擁してNBAファイナルまで勝ち上がる。そこに立ちはだかったのがレブロン・ジェームズ、ドウェイン・ウェイド、クリス・ボッシュといったBIG3を擁したマイアミ・ヒートだ。リーグ屈指の3人のスタープレイヤーを揃えたヒートに1つ勝つのが精一杯でNBA初制覇はならなかった。
その後も順調に成長し初のシーズンMVPを獲得。MVP授賞式でのスピーチでは「ママ、あなたこそが真のMVPだよ」と、貧しい環境のなかシングルマザーで育ててくれた母親に宛てた言葉は世界中のNBAファンが感動した。
シーズン9年目はラッセル・ウェストブルックとのデュオでカンファレンス・ファイナルに進出。マイケル・ジョーダンらシカゴ・ブルズが記録したシーズン最多勝利記録を更新した前年チャンピオンのゴールデンステート・ウォリアーズを3勝1敗で追い詰めるも3連敗を喫して敗退する。
シーズン終了後、サンダーとの契約が満了したKD。前王者を追い詰めたことで来シーズンもチームに残ってくれると期待していたファンだが、KDはサンダーとの契約を更新せず、ウォリアーズへの移籍を決断する。サンダーに勝利したウォリアーズはレブロン・ジェームズとカイリー・アービングを擁するクリーブランド・キャバリアーズにファイナルで3勝1敗からの歴史的な敗戦を喫するも来シーズン以降も優勝候補筆頭のチームであったことでサンダーファンだけでなく、NBAのファンや同じプレイヤーからもバッシングされてしまう。
KD移籍後のウォリアーズはシーズンでも危なげなく勝ち星を重ねてプレーオフに進む。プレーオフでは7試合制以降では史上初となる無敗でファイナルに進出。相手はKDが初めてファイナルに進んだ4年目にBIG3を形成してファイナル制覇に立ちはだかったレブロン・ジェームズ率いるクリーブランド・キャバリアーズ。ホームを2連勝して迎えたアウェイの第3戦では追い込まれるも残り45秒でレブロンの頭上から逆転のスリーポイントシュートを決めてファイナル制覇に王手をかける。ホームに戻った第5戦でも39得点を記録し、レブロンを返り討ちにしてNBAを初制覇。チーム生え抜きでMVP級の活躍をしたステフィン・カリーを抑えてファイナルMVPも獲得した。
貧しい母子家庭で育ちながら、高校・大学で圧倒的な成績を収め、ドラフト全体2位でNBA入り。レブロン・ジェームズと並びまたは追い抜いて現役No1の呼び声も高いケビンデュラント。サンダーからウォリアーズへの移籍の裏で起きていた騒動やTwitterでの自作自演問題など話題に事欠かないKDのドキュメンタリー番組が面白くなることは間違いない。
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