Appleがメモリ高騰に「様々な選択肢」とコメント。iPhoneは値上げするか
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

昨年末からスマートフォンメーカーを取材すると、必ずと言っていいほど話題に上がるのが、メモリ(RAM)をはじめとする半導体の価格上昇と、それに伴う端末価格への影響です。
実際、OPPOやXiaomiが昨年末以降に発表した新モデルでは、前モデルから1万円前後の値上げが見られました。さらに昨年末のAmazonブラックフライデーでは、SSDがセール対象から外れる動きもあり、予測の段階はすでに過ぎています。
一方でAppleは、長期契約と調達量を武器にコスト上昇を吸収し、サービス事業の高い利益率で下支えできるという見方もありました。ところがAppleのティム・クックCEOは、少なくとも楽観一色ではない見立てを示しています。
昨年末の影響はごくわずか、2026年は“もう少し”影響も
ティム・クックCEOは決算説明の場で、メモリやストレージ価格の上昇が2025年第4四半期の粗利益に与えた影響は「ごくわずか」だったと説明しました。ただし、今四半期においては、もう少し影響が出る見込みだとしています。
加えて、価格上昇はすでに認識しており、必要に応じて長期的に対処するために様々な選択肢を検討するとも述べました。
さらに「その選択肢に値上げも含まれるのか」と問われると、「その点は推測したくない」と返答。値上げについて明言を避け、含みを残した形です。
重要なのは「長期的に」という表現です。メモリ価格の上昇を短期的な波として認識しているわけではなく、継続する可能性も視野に入れていると読み取れます。
メモリ価格の上昇はすべてのメーカーに広がる
メモリの価格上昇を認識しているのは、Appleだけではありません。
Nothingのカール・ペイCEOは、メモリコストが最大3倍に跳ね上がり、スマホの部品の中でも最も高価な部品の1つになりつつあると説明。これにより、メーカーは端末価格を3割値上げするか、スペックを抑えるか、選択を迫られるとしています。
また、シャオミ・ジャパンも、メモリの市況がリアルタイムに変化(悪化)しており、製品価格への影響をいますぐ回答することは難しいとコメントしています。それだけ不確実性が高い状況とも言えます。
来月発売が噂されるiPhone 17eへの影響は?
読者が気になるのは、「いつ」「どれだけ」スマホの価格に跳ね返ってくるのかでしょう。
影響が出るとすれば、まず新機種からになるでしょう。Appleは来月にもiPhone 17eを発売すると噂されていますが、現行モデルが99,800円〜とされる中で、価格がどう動くのかは注目ポイントです。
一方でGoogleも、Pixel 10aの発売が近いと見られています。
こちらはスペックを抑える代わりに価格を維持、あるいは値下げするという観測もあり、「値上げ」以外の選択肢が取り得ることを示しています。
販売好調なiPhone 17シリーズなど、発売済みの機種については、いつ値上げされるのかわかりません。いずれにしても値上げは突然やってきます。スマホの買い替えを検討しているなら、早めに判断するのが無難です。





















コメントを残す