Apple、「Home Pod」発売間近。マルチユーザーにも対応か
Image by Filipe Espósito
Appleが2018年初頭まで発売日を延期しているホームミュージックスピーカー「HomePod」の発売が間近に迫っているようだ。また、最新のiOSベータ版からマルチユーザー/マルチデバイス対応など未発表の機能にも対応することが明らかになった。
「iOS 11」ベータ版からHomePodの機能が明らかに
昨年6月に発表された「HomePod」、2017年12月に発売予定とアナウンスされたが、発売までに少しの準備期間が必要として2018年初頭まで延期となっている。
Appleから発売日に関する新たな情報はないが、今年になってアナリストが2月中に発売と予測、北米で無線機器を発売するために承認を受けなければいけないFCCを通過したことから発売間近とみられている。
さらに、9to5Macは、開発者やテスター向けに先行提供されている「iOS 11.2.5」のベータ版からはHomePodに関する様々なアイコンを発見したと報じた。
HomePodではマイク機能を常時オンにすることで「Hey Siri」による音声操作が利用できるが、プライバシーの配慮のためマイクをオフにできる機能に対応する。ただマイクをオフにするのではなく、仕事や勉強中などシーンに応じてオフにすることもできるようだ。
ベータ版からアイコンを抽出したFilipe Espósito(@filipekids)は、マルチユーザー/マルチデバイス機能のサポートを示唆する文字列も確認したと伝えている。マルチユーザー機能に対応するには複数人の声を聞き分ける必要がある。例えば夫が「母親に電話をしたい」とSiriに依頼した時に妻の母親に電話がかかっては困るだろう。Google Homeでは複数人の声を聞き分ける「Voice Match」によって職場までの通勤時間やその日のスケジュール、お気に入りの音楽も声をかけた人に合わせたものを提供するが、HomePodでもサポートするようだ。
HomePodをサポートした「iOS 11.2.5」は既にベータ6版まで到達している。早ければ今週の火曜日〜木曜日にはリリースされるだろう。それに合わせてHomePodが発売される可能性もあるがiOSだけを先行提供する可能性もある。
HomePodはホワイトとブラックの2色ラインナップで販売価格は349ドル。日本円にすると約38,000円となるが、現時点で販売対象地域はアメリカ・イギリス・オーストラリアの3カ国に限定されていて日本での発売は未定だ。
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