iOSおよびiPadOSには、夜間に最新のOSにアップデートする「自動アップデート」機能が備わっています。
設定画面からオンにするだけで利用できますが、どれだけ待っても自動アップデートされないという声も多く、海外のユーザーがソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のCraig Federighiに直接メールを送ったところ、どのように動作するのか返信があったようです。
全世界で動作するiPhoneは10億台以上
「自動アップデート」機能は、2018年9月にリリースされたiOS 12で追加された機能です。設定画面からオンにすると、ソフトウェアアップデートの配信後、デバイスを夜間に充電中していると自動でアップデートされます。
しかしながら、自動アップデートの動作は非常に遅く、リリースから丸一ヶ月後に通知がきたり、全く動作しないこともあるため、iPhoneユーザーが自動アップデートが動作する条件について問い合わせたとのこと。
この質問にAppleのCraig Federighiが直接回答し、設定でiOSの自動アップデートをオンにしているユーザーに対して、アップデートのフィードバックを受けたあと1〜4週間かけて段階的に提供すると説明しています。
Craig Federighiは、自動アップデートを段階的に提供している理由については答えなかったものの、RedditやMacRumorsが指摘するとおりサーバー負荷が原因と予想されます。
Appleのアクティブデバイスは全世界で18億台を突破し、このうち10億台以上がiPhoneです。自動アップデートを利用しているユーザーがどれぐらいいるかは不明ですが、一斉にアップデートを提供することはAppleであっても不可能ということでしょう。
最近ではGoogleでさえPixelスマートフォンに対して、段階的にアップデートを提供することがあります。これは自動アップデート限定ではなく、アップデート全体に適用されるAppleよりも強い制限です。
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