QRコードで簡単移行。iPhoneとAndroid間のデータ転送機能がベータ版iOS 26.3に登場
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

AppleとGoogleが、EUのデジタル市場法(DMA)対応を背景に開発を進めてきた、OS間の新しいデータ転送機能がベータ版のiOS 26.3登場しました。
すでにGoogleは、Android Canaryに実装していましたが、今回Appleが開発者向けに公開した最新のベータ版にも追加された形です。
iOSからAndroidへのデータ移行、QRコードでサクッと開始
これまで、iPhoneとAndroid間でデータを移行するには、専用アプリのインストールが必要だったり、ケーブル接続とWi-Fi転送で移行できるデータの中身が異なったりと、ユーザーにとって複雑で分かりにくい仕様でした。
しかし、EUがデジタル市場法を印籠がわりにして両社に開発させたデータ移行機能を使えば、iPhoneとAndroidを隣に置いて、QRコードをスキャンするか、セッションIDとペアリングコードを入力するだけでデータ移行できるようになります。
現在判明している移行可能なデータは、パスワード、カレンダー、通話履歴、連絡先、ファイル、メッセージ、写真と動画、ボイスメモ、ミュージック、アラームなど。
Android側のコード解析からは、これらに加えてWi-Fi認証情報やアクセシビリティ設定、ウォレットが含まれる可能性も示唆されています。
この新しい移行ツールは、iPhoneの設定画面>一般>転送またはiPhoneをリセット>Androidに転送から利用できるようです。
iOS 26.3 Beta 1 adds a new ‘Transfer to Android’ option, making it easier to move data from an iPhone to an Android device without having to download a separate app. pic.twitter.com/zF9Jfz48uQ
— Beta Profiles (@BetaProfiles) December 15, 2025





















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