AppleのCEOであるティムクックが、イメージセンサーの製造等を行うソニーの施設に訪問すると共に、10年以上にわたってソニーと提携し、iPhone用カメラセンサーの開発を行っていることを明かしています。
最新のプレスリリースによれば、ソニーは2011年からiPhone用カメラセンサーの製造を手がけ、iPhone 14 Proの48MPレンズに採用された、新しいクアッドピクセルセンサーの製造も担当していると説明しています。
Androidスマートフォンでは、イメージセンサーを型番まで明らかにして画質の良さ、コストパフォーマンスの高さをアピールするメーカーが多い中で、AppleがiPhoneに搭載しているイメージセンサーについて公にすることはありません。
しかしながらchipworks.comが2011年発売のiPhone 4sをX線検査したところ、イメージセンサーにSONYの文字が刻まれていたことから事実が発覚。iPhoneに詳しい人であればAppleがソニーのイメージセンサーを採用していることは知っていたかもしれません。
今年ソニーが製造したiPhone 14 Pro向けの新しいクアッドピクセルセンサーは、4つの画素を1つにまとめて扱うことで、4倍多くの光を捉えることが可能になり、暗い場所で撮影してもノイズ(黒い場所に現れるガサガサの粒子)の少ないクリアな写真の撮影を可能にするものです。
さらに、48MPで記録した画像の中央部分を切り取ることでフルピクセルの2倍ズームを実現。筆者が最も使い勝手の良いと考える2倍ズームが、光学ズーム相当の画質で撮影できるようになったことで画質と共に利便性が大きく向上しました。
ソニーの施設がある熊本を離れたティムクックは、リニューアルのために一時移転中のApple銀座とApple表参道にも足を運んだようです。
Thank you to the Apple Ginza team for the warm welcome back to Tokyo — and for all you do for our customers! pic.twitter.com/PYHwE5ursm
— Tim Cook (@tim_cook) December 13, 2022
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