iPhoneからMagSafeが消える?Appleが見直し検討の噂、背景に“1枚のガラス板”デザインか
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

将来的にAppleが、MagSafeをiPhoneから削除する可能性があると伝えられています。
MagSafeは、iPhone 12シリーズで導入されたマグネット式のワイヤレス充電・アクセサリー機能です。それまでワイヤレス充電の大きな課題だった位置ズレを解消し、充電速度の向上にもつながりました。その仕組みはのちにワイヤレス充電の標準規格「Qi2」にも採用され、iPhone以外にも広がりつつあります。
信じがたい噂ですが、本当にAppleはMagSafeを廃止するのでしょうか。
MagSafe廃止は考えにくいが、設計上の制約にはなっている
正直なところ、AppleがMagSafeを単に捨てるとは考えづらいです。廃止するとすれば、MagSafeに代わる革新的な充電方法が登場したときでしょう。ただ、少なくとも現時点で、そうした技術は見えてきません。
一方で、Androidメーカーに目を向けると、少し違った現実も見えてきます。
Qi2にはMagSafeをベースにしたマグネット機能が取り込まれたにもかかわらず、主要なAndroidスマートフォンで本体にマグネットを内蔵しているのは、Google Pixelぐらいしかありません。
Samsungも今年発売したGalaxy S26シリーズで対応すると噂されていましたが、結果的には見送られ、ケース側に磁石を持たせる「Qi2 Ready」の採用を続けています。
Samsungはこの判断について、本体にマグネットを内蔵すると厚みや内部スペースに影響するため、その分を薄型化やバッテリー容量に振り向けたいという考えを示しています。また、約8割ものユーザーがスマートフォンにケースを装着して使っていることから、本体内蔵ではなくマグネット付きケースで対応したとも説明しています。
Apple自身も、iPhone 17eではMagSafeを搭載した一方で、昨年発売したiPhone 16eでは搭載を見送っていました。Googleも、発売したばかりのPixel 10aで独自のマグネットアクセサリーブランド「Pixelsnap」の搭載を見送っています。
Googleに理由を聞いたところ、搭載自体は検討したものの、Aシリーズで最も重要視しているコスト・性能・機能のバランスに加えて、ユーザーがいま何を求めているのかを考慮した結果だと説明していました。
こうした流れを見ると、MagSafeやQi2のマグネット機能は便利で魅力的な一方、本体設計の自由度を下げ、コストを押し上げる要素でもあると考えられます。
また、AppleはiPhone発売20周年となる2027年に、いわゆる「一枚のガラス板」に近い新デザインを採用したiPhoneを投入すると報じられています。仮にMagSafeの扱いが見直されるとしても、すべてのiPhoneから一斉に外すのではなく、この記念モデルに限定した判断であれば納得感はあります。
そのため、今回の信ぴょう性が乏しい噂は、AppleがMagSafeを不要と判断したのではなく、次世代iPhoneのデザインとMagSafeをどう両立させるかで揺れている、と見る方が自然かもしれません。




















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