折りたたみiPhoneは“iPad”のような画面サイズに?開くと7.7インチの大画面
Yusuke Sakakura
Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

今年のMVP筆頭候補は、折りたたみスマートフォンの「Galaxy Z Fold 7」です。
これまで大きな課題だった重さがGalaxy S25 Ultraよりも軽くなり、閉じたまま使えるカバーディスプレイも“普通のスマホ”と同じ感覚で扱えるサイズに。スマホとコンパクトタブレットを1台でこなす 2-in-1 デバイスとして、完成形にかなり近づきました。
そして来年、Appleは折りたたみiPhoneを投入すると噂されています。iPhoneとiPad miniの体験が1台にまとまるとなれば、注目を集めるのは間違いないでしょう。
横長のディスプレイを搭載か
Apple初の折りたたみiPhoneは、本体外側に5.3インチ、本体内側に7.7インチのディスプレイを搭載するとiPhoneが伝えています。
また、未発表の Apple 製品について複数の的中実績があるアナリスト Ming-Chi Kuo は、外側 5.5インチ/内側7.8インチになると報告していましたが、The Informationの情報ではわずかに小さめです。
参考までに、iPhoneの画面サイズは8.3インチです。
もちろん仕様が確定していない可能性はありますが、複数の筋から近い数字が出てきていることを踏まえると、画面サイズはこのあたりに落ち着くのかもしれません。
これまでの噂をもとに、画面サイズと解像度をまとめると以下のとおりです。
| カバーディスプレイ | メインディスプレイ | |
|---|---|---|
| iPhone Fold |
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| Galaxy Z Fold7 |
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| Pixel Fold |
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| OPPO Find N2 |
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Ben Geskinが公開しているモックを見ると、内側ディスプレイはかなり横長です。開いたときの体験を、iPadに寄せたいのかもしれません。
Hand-on with a mockup. I actually like this. pic.twitter.com/iGJWvEB8s3
— Ben Geskin (@BenGeskin) December 18, 2025
指紋認証が復活か
Appleは今年、iPhone SEシリーズを廃止してiPhone 16eを投入したことで、ラインナップからTouch IDを外し、顔認証のFace IDに統一しました。
ただ、折りたたみiPhoneにFace IDを載せる場合、内側と外側の両方に同等の仕組みを用意する必要が出てきます。ただ、単純計算でコストが跳ね上がるため、同じ構成にはしないのではと見ています。
また、せっかくの大画面な体験を削いでしまうダイナミックアイランドを内側に採用するのも、やや考えにくいところです。
初代Pixel Foldのように、閉じたときだけ使えるFace IDを外側に搭載する可能性もゼロではありませんが、Appleらしい割り切りかと言われると少し疑問が残ります。
The Informationは、FaceTimeやリモート会議で使う本体内側のインカメラが画面左上に配置されると伝えています。つまり、iPhoneとしては初のパンチホール採用になる可能性があります。
ただし、これだけでFace IDを採用しないことの証拠にはなりません。
一方で、Samsung が採用をやめた「アンダーディスプレイカメラ(画面下カメラ)」を搭載する可能性も報じられています。実現すれば見た目はスッキリしますが、インカメラの画質低下や、表示の違和感が課題です。Appleがどこまでクオリティを引き上げられるのかは注目ポイントでしょう。

内側にFace IDを搭載しつつ、閉じた状態の操作は側面Touch IDを使うといった噂もあります。
ただ、この噂には個人的にかなり懐疑的です。というのも、Touch IDとFace IDを併存させる理由が、少なくとも「セキュリティ」と「利便性」の両面で見えにくいからです。
折りたたみスマホ最大の課題は価格です。
折りたたみiPhoneは2,000〜2,500ドルになるという噂もあり、単純に円換算すると約30万〜39万円。かなり高額になることから今から9月に向けて貯金しておく必要があります。




















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