アップルが、近いうちに配信すると見られている「iOS 9.3」には、ブルーライトをカットする新機能「Night Shift」を備えています。
そんななか、Night Shiftと同機能を持つアプリ「FlexBright」が、App Storeで公開されましたが、たった2日でApp Storeから削除されました。
アップル、iOS 9.3の競合アプリをAppStoreから削除
FlexBrightの開発者によると、アップルは、ディスプレイの色合いを変更することを許可していないこと、非公開のAPIを使用していることなどを理由にApp Storeから削除されたようです。
I recreated three classes based on non-public APIs. Even though these are custom classes that I created, but essentially they’re using the same methods as in their non-public APIs.
引用元:Apple Pulls ‘FlexBright’, Says iOS Apps That Adjust Display Temperature Aren’t Allowed – Mac Rumors
アップルは開発者に対し、非公開APIを使って実現されている色合い変更機能の削除を求めたようですが、同機能を削除することでブルーライトをカットすることはできなくなります。
また、既に同アプリをダウンロードしたユーザーが、アプリをアップデートすれば、機能落ちはもちろん、360円で販売していたこともあって、詐欺と言われても仕方がありませんが、アップルの提案を開発者は拒否したようです。
ディスプレイの色合いを変更してブルーライトをカットするアプリは、昨年末にも「f.lux」が存在していました。
「f.lux」は、AppStoreで公開されることはなく、ベータ版を野良的に(ユーザー自身Xcodeを使ってビルドする必要があった)公開したところ、アップルから削除するよう要請があり、開発者がそれに応じたという経緯があります。
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