Appleが今年9月に発売した「iPhone 7」の2017年1月〜3月期の生産量が減少すると日本経済新聞が伝えました。
Appleは昨年の「iPhone 6s」でも同時期の生産量を大幅に減らしたと報じられており、2年連続で減産となるようです。
「iPhone 7」の生産量は6sの20%減、それでも販売数が想定を下回る結果に
iPhone 7シリーズは発売直後に初回出荷分が売り切れとなり、特にデュアルカメラを搭載するPlusモデルは予約開始からわずか30分足らずで11月出荷予定になるなど、圧倒的に供給量が足りていない状況でした。
日本経済新聞によれば、Appleは昨年発売した「iPhone 6s」シリーズが販売不振で大量に在庫を抱えたため、「iPhone 7」シリーズの生産量を20%も抑えたと伝えており、これが発売直後の供給不足につながったのかもしれません。
また、Appleは予約件数や発売日から最初の週末までの販売台数を公表していましたが、iPhone 7ではいずれも非公開にしました。供給量を減らしたことで過去の記録を下回ることが予約前にわかっていたのかもしれません。
結局、iPhone 7は発売直後こそ品薄になったものの、トータルでは販売数は想定を下回り、2017年1月〜3月の生産数は前年同期比で10%減となるようです。生産数がiPhone 6sを下回るのであれば販売数でも同様でしょう。
iPhone浮上のキッカケはデザインの変更か、それとも革新的な新機能か
Appleは2014年に発売した「iPhone 6」以降、デザインを変更せず内部機能の強化に注力。デザインの変化もなく、革新的な新機能もないことが販売不振の原因になっていると考えられます。
なお、日本ではモバイル決済サービス「Apple Pay」や耐水など待望とされていた機能対応が影響したのか、ソフトバンクはiPhone 7の予約件数が過去最高に達したと明かしていましたが、日本での販売好調が海外での販売不振を補うほどではなかったようです。
2017年はiPhoneの発売から10周年。デザインが大幅に変更される、画面サイズがさらに大きくなる、プレミアムモデルが追加されるなど噂は様々。他のスマートフォンが苦しむ中、唯一好調を維持してきたiPhoneもここ2年は苦しい状況になっていますが、来年は巻き返せるのでしょうか。
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