Appleが今年3月30日に公開した「iOS 11.3」では大規模なアップデートとしてバッテリー診断機能や性能低下をオフにできるオプションなど多数の新機能が追加された。
しかし、アップデートすることによって「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」ではマイクが故障する不具合が報告されているようだ。
Appleは無償修理または無償交換で対応
AppleとApple正規サービスプロバイダで共有されている文書によると一部の「iPhone 7」と「iPhone 7 Plus」においてiOS 11.3のアップデート後にマイクが故障するおそれがあるとのこと。
マイクの故障によって発話または受話時にスピーカーボタンがグレーアウトして操作できなくなったり、録音したボイスメモやビデオの再生時に音声が記録されていないといった問題が発生する。
9to5Macが入手したドキュメントには、Bluetoothやオーディオアクセサリの接続を解除したあとオーディオ診断機能を起動するといったマイクが故障したiPhoneが修理に持ち込まれた場合の対処方法も書かれている。診断の結果によっては製品保証が切れていても無償修理または無償交換で対応するようだが、ケース・バイ・ケースとされているため実際にマイクが故障した場合は、Appleサポートで症状を伝えて必要ならば近くのApple StoreやApple正規サービスプロバイダを予約してiPhoneのバックアップを行ったあと店舗に持ち込まなければいけない。
なお、ごく一部のiPhone 7においては圏内にも関わらず圏外と表示される不具合も発生していてこちらは正式に無償修理プログラムが提供されている。
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