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レビュー:iPhone 7 Plus、新カメラモード「ポートレート」が素晴らしい

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Yusuke Sakakura更新日:2018/04/28 23:50
レビュー:iPhone 7 Plus、新カメラモード「ポートレート」が素晴らしい

iOS 10.1で追加されたiPhone 7 Plus向けの新しいカメラ撮影モード「ポートレート」、被写界深度エフェクトをレビュー

美しい背景ぼかしを可能にする新しい撮影モード「ポートレート」

ポートレート撮影

iOS 10.1で追加された「ポートレート」は被写体にフォーカスを合わせたまま、背景を美しくぼかすことができる新しい撮影モードです。

スマートフォンのカメラでは背景をぼかした写真の撮影は不可能でしたが、iPhone 7 Plusが搭載するデュアルカメラシステムと機械学習によって「被写界深度エフェクト」を作り出して背景ぼかしを実現しています。

美しい背景ぼかし効果を作りだす「ポートレート」の作例

通常、「ポートレート」は人物を撮影する際に利用するモードですが、風景の撮影でも被写界深度エフェクトによる背景ぼかしを加えた写真を撮影することができます。

通常撮影 ポートレート撮影
左:通常撮影、右:ポートレート撮影

ポートレート撮影

ポートレート撮影

ポートレート撮影

ポートレート撮影

ポートレート撮影

ポートレート撮影

ポートレート撮影

「ポートレート」のココが素晴らしい、ココが惜しい

実際にポートレートで撮影してみて難しいと感じたのが「距離」のコントロールです。ポートレート撮影では被写体との距離を240cm以内にする必要があるだけでなく、被写体に近づきすぎてもダメなので、ほどよい距離感を探すのに時間がかかるため、1枚を撮影するのになかなか苦労します。

被写体との距離感が合わないと「近づけてください」「離れてください」といったメッセージが画面上に表示されてサポートしてくれますが、距離を変えてもうまく認識されていないのか被写界深度エフェクトが適用されないことが少なくありません。

ポートレート撮影では「光」も重要です。暗い場所での撮影時は「もっと明るさが必要です」とエラーが表示されてポートレート撮影ができません。また、ポートレート撮影はF/1.8の広角レンズではなく、F/2.4の暗い望遠レンズを使うため、屋内など暗所ではノイズが目立つこと少なくありません。

また、よくよく見ると背景だけでなく被写体までぼけているなど、細かい不満はあるものの他のスマートフォンで利用できる同等の機能と比べると完成度は2段も3段も高いものになっています。

背景をぼかして撮影できるスマートフォンはAndroidにも多くありますが、ほとんどが撮影後に背景ぼかしを適用するもので映り方を確認しながら撮影できないため、撮影後に「なんじゃこりゃ!」ということが多々あります。一方、iOS 10.1のポートレート撮影は被写界深度エフェクトを適用した写真がリアルタイムでiPhoneの画面に表示されるので、撮影ミスも少なく済みます。

なによりもここまでキレイに背景をぼかせるスマートフォンは他に知りません。

ポートレート撮影

ポートレート撮影はまだベータ版なのでこれからもっと完成度が増してキレイな写真が撮影できるはずです。かなり満足度の高い撮影モードなので、ポートレート撮影のためにiPhone 7 Plusを買っても間違いではないと思います。夜景もキレイに撮れますしね。


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