KDDIが新たなスマホ決済サービス「au Pay」を4月9日から提供すると発表した。
キャンペーンによってチャージ時に10%が増量されるほか、決済時に最大26.5%のポイントが還元される。
アプリでバーコード/QRコードを表示して決済
「au Pay」は、au WALLET アプリ(App Store / au Market)からカンタンに利用できるスマホ決済サービス。
ユーザーはアプリ上に表示されたバーコード/QRコードを提示し、店員がスマートフォンやタブレットで決済額を入力してユーザーのQRコードを読み取ると支払いが完了する。店舗に設置されたQRコードをユーザーが読み取って支払いする方法には現時点で対応していない。
au Payでの支払いはこんな感じ
— Yusuke Sakakura🍎携帯総合研究所 (@xeno_twit) 2019年4月4日
店員さんがタブレットなどのデバイスで決済額を入力後、お客さんが提示しているQRコードをスキャンして支払い完了#auPay #au #KDDI pic.twitter.com/DJ58zU8624
au以外のユーザーも利用可能に
「au Pay」の利用には、au IDが必要になるため、サービス開始時点ではauユーザーのみが利用できるが、今夏、auIDがオープン化されることで夏以降はauと契約していないユーザーでも「au Pay」を利用できるようになる。
最大26.5%を還元するキャンペーン
「au Pay」では、利用額に応じてau WALLETポイントを税込み200円ごとに1ポイント(0.5%相当)、auスマートパスプレミアム会員は3倍のポイント(1.5%相当)を還元するが、4月15日以降に順次開催されるキャンペーンによって最大26.5%の「au WALLET」ポイントが還元される。
支払い時のキャンペーンは2本立て。食べログに掲載されているキャンペーン対象店舗にて4月23日から7月31日までに「au Pay」で支払うと5%が上乗せされる。
加えて4月23日からは毎月3日、13日、23日の「三太郎の日」に「au Pay」で支払うと、au STAR会員*であれば5%、auスマートパスプレミアム会員*であれば20%がさらに上乗せされる。キャンペーンの終了期限は未定だ。
au STAR会員: auケータイ、auスマートフォンなどを利用しているauユーザーであれば誰でも無料で登録できるプログラム
auスマートパスプレミアム会員: 税抜き月額499円で加入できるプログラム
4月30日まで、ポイントからチャージするだけで10%増額
au Payの決済額は事前にチャージした「au WALLET 残高」から差し引かれる。
残高へのチャージは「au WALLET ポイント」のほか、スマホ/携帯の料金とまとめて支払える「au かんたん決済」にも対応。じぶん銀行をはじめとしたクレジットカードやauショップ、ローソン店頭でもチャージが可能だ。
夏以降は全国に2.5万台が設置されているセブン銀行ATMでの現金チャージに対応するほか、「au かんたん決済」では残高不足時にその場で自動チャージすることも可能になる。手数料は無料。
さらに、4月15日〜4月30日のキャンペーン期間中に、au WALLET ポイントからau WALLET 残高にチャージするだけで10%が増額される。キャンペーンは期間が終了するか、チャージ額と増額分を合わせた合計額が100億円に達した段階で終了するため早いもの勝ちだ。
au Payの対応店舗
「au Pay」の対応店舗はローソンや松屋、ウェルシア、ビックカメラ、ベスト電器、コジマ、au、JapanTaxiなど。今後は「楽天ペイ」や「メルペイ」、「食べログ」と提携して対応店舗を拡大させる。
「au Pay」は中小規模の店舗向けとして無料で店舗用アプリも提供する。2021年7月31日までは決済手数料を0円にすることでチェーン店以外の対応店舗も増やしていく。
なお、「メルペイ」は「LINE Pay」と提携して加盟店を相互開放し、他社にも相互開放を呼びかけるアライアンスも発表したが、「au Pay」と「メルペイ」の提携はアライアンスへの参加を伴うものではないとのこと。
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