ドコモが“フル5G”とも表現される「5G SA」のスマートフォン向けサービスを8月24日から提供を開始します。
5G SAはスタンドアローン方式による5Gで、従来の4Gの基地局やコア設備を活用したものではなく、5Gの基地局やコア設備だけで動作することで、超高速・大容量に加えて超低遅延・多数同時接続の通信も同時に実現するもの。
これまでは法人向けに専用データ通信端末で利用できましたが、これからは個人向けのプランと対象スマートフォンでも利用できます。
利用には5G SA対応SIMが必要に
スマートフォン対応に合わせて、5G SAは新たに28GHz帯のミリ波に対応します。これにより通信速度は、受信時最大4.9Gbps、送信時最大1.1Gbpsに向上。理論値として送受信の通信速度が1Gbpsを超えます。
5G SAの最大の特徴である1つのネットワークを仮想的に分割することで、高速大容量のデータダウンロードや自動運転に必要な低遅延、複数デバイスでの多接続が可能な「ネットワークスライシング」を活かしたサービスも今後出てくることが予想されます。
提供開始時の5G SA対応エリアは、札幌駅、仙台駅、東京駅、名古屋駅、金沢駅、大阪駅、広島駅、高松駅、博多駅といった主要ターミナル駅の周辺やイベント会場、商業施設など人が集まる場所のみ。2023年3月末までに全国47都道府県への展開を目指すとしています。
サービス開始当初の5G SA対象機種は「AQUOS R7」「Galaxy S22」「Galaxy S22 Ultra」「Xperia 1 IV」の4機種。それぞれ対応時期が異なります。
- AQUOS R7:2022年8月24日
- Galaxy S2:2022年8月末予定
- Galaxy S22 Ultra:2022年8月末予定
- Xperia 1 IV:2022年9月以降
また、利用するには「5Gギガホ プレミア」「5Gギガライト」「5Gデータプラス」「ahamo」「はじめてスマホプラン(5G)」「U15はじめてスマホプラン(5G)」のいずれかを契約した回線で、対象機種に5G SA対応SIMを設定する必要があります。
5G SAの料金は月額550円ですが、終了時期未定の無料キャンペーンが実施されるため、しばらくの間は無料で利用できます。
- | NTTドコモ
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