ドコモ絵文字がサービス終了。キャリア絵文字の終焉、メーカー絵文字の時代に
Yusuke Sakakura

Yusuke Sakakura
ブログメディア「携帯総合研究所」を運営しています。学生時代に開設して今年が16年目。スマートフォンの気になる最新情報をいち早くお届けします。各キャリア・各メーカーの発表会に参加し、取材も行います。SEの経験を活かして料金シミュレーターも開発しています。

ドコモが「ドコモ絵文字」の提供を終了すると発表しました。
2025年6月下旬以降に発売する機種から終了します。ドコモは終了の理由について「昨今の端末の絵文字の利用状況を鑑み」としています。
今後はGoogle提供の絵文字に
ドコモ絵文字が終了となる機種は、ドコモ Android 製品、ドコモケータイと案内されています。すでにiPhoneなどのAppleデバイスでは、メーカー独自の絵文字が使用されています。
ドコモ絵文字終了後は、Googleが提供する絵文字(Noto Color Emoji)を利用することに。なお、2025年6月下旬以前に発売された機種については継続利用が可能です。

Samsung Galaxyについても2025年7月以降に発売する機種からドコモ絵文字が利用できなくなります。
また、2025年7月以前に発売した機種においても、2025年10月以降に提供するソフトウェアアップデートによってドコモ絵文字が利用できなくなるとのこと。
ドコモ絵文字の終了後はサムスン電子が提供する絵文字に切り替わります。
絵文字でキャリアを選んでいた時代も
わずか1文字で感情を伝えられる絵文字は、ガラケー時代から今も愛用され続けています。かつては、絵文字でキャリアを選んでいたほど重要な存在でしたが、キャリア絵文字はスマホの登場とともに下火に。
LINEやメーカー独自のメッセージアプリの登場によってキャリアメール離れが起きたのも大きかったと思います。
また、iOSやAndroidの絵文字が常にアップデートされて、より新しいデザインと、より感情豊かに表現できるのに対して、キャリア絵文字は滅多にアップデートされず、古いデザインで感情を表現できないことも多々ありました。
絵文字の数も桁違いで3000を超えるメーカー絵文字に対してドコモ絵文字は698。対応する絵文字がない場合は、顔文字やテキストに変換されるなど使い勝手が悪く、スマホのダークテーマに最適化されていないため、黒い背景に溶け込んで見にくいとった不満も多くありました。
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