ドコモの電子決済サービス「ドコモ口座」を通じて不正に預金が引き出された問題で9月10日午前0時から連携しているすべての銀行の新規登録を停止することが決まった。
10行で不正引き出しが確認される
「ドコモ口座」はバーチャルお財布を謳うネットで買い物や送金ができる電子決済サービス。銀行口座などからドコモ口座にチャージしてスマホ決済の「d払い」で利用したり、友だちや家族に送金したり出金ができる。
銀行口座からドコモ口座にチャージするには本人確認が必要。ただ、口座登録を本人確認としており、さらに口座番号やキャッシュカードの暗証番号だけで口座登録が可能な銀行もあった(ネットバンクは二段階認証を強制しているところも多い)ことから他人が本人になりすまして銀行口座を登録しやすい状況だった。犯人は他人の銀行口座を登録後、ドコモ口座にチャージし出金したものと思われる。
なお、ドコモ口座の利用にはdアカウントが必要だが、電話番号を使った本人確認が不要でメールアドレスだけでアカウントを作れるため不正利用による足がつきにくい状態だった。ドコモは本人確認を強化するとしている。
これまでにイオン銀行やゆうちょ銀行、七十七銀行、中国銀行、東邦銀行、滋賀銀行、鳥取銀行、みちのく銀行、大垣共立銀行、紀陽銀行などで不正引き出しが確認されたと報じられている。
ドコモは今日までに18行の受付を停止したが、ドコモはあす10日から全35行の受付を停止すると発表した。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
- イオン銀行
- 伊予銀行
- 池田泉州銀行
- 愛媛銀行
- 大分銀行
- 大垣共立銀行
- 紀陽銀行
- 京都銀行
- 滋賀銀行
- 静岡銀行
- 七十七銀行
- 十六銀行
- スルガ銀行
- 仙台銀行
- ソニー銀行
- 但馬銀行
- 第三銀行
- 千葉銀行
- 千葉興業銀行
- 中国銀行
- 東邦銀行
- 鳥取銀行
- 南都銀行
- 西日本シティ銀行
- 八十二銀行
- 肥後銀行
- 百十四銀行
- 広島銀行
- 福岡銀行
- 北洋銀行
- みちのく銀行
- 琉球銀行
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