10月17日、顧客情報が不正に持ち出されたことが判明したとしてドコモが謝罪しました。
現時点では不正に持ち出された顧客情報が第三者に流出した事実は確認されていないとのこと。
なお、今回の情報流出の大元はNTT西日本で発生した120万件の個人情報流出にあり、そのなかにドコモも含まれていたようです。
ドコモの報告によると、過去にアウトバウンドテレマーケティング業務を委託していたNTTマーケティングアクトProCXにおいて、同社が利用するコンタクトセンタシステムを提供するNTTビジネスソリューションズ(NTT西日本の子会社)の運用保守業務従事者がドコモのお客さま情報を不正に持ち出したとのこと。
業務委託先からドコモへの報告によって2023年10月11日に判明しています。
不正に持ち出された情報は現時点でわかっているだけで、アウトバウンドテレマ業務で約1.5万件、スマホ・光乗り換えサポート事務局業務で約5.2万件、ひかりTVチューナー設置勧奨業務で約0.5万件の合計約7.2万件です。
不正に持ち出された情報には、指名・電話番号・携帯電話番号・郵便番号・契約住所・契約者性別などが含まれています。なお、クレジットカード情報や金融機関口座情報などの決済関連情報、各種パスワードは含まれていないとのこと。
ドコモは今後の対応について「お客さまのご不安の解消に向けて対応してまいります」「今後、業務委託先を含め個人情報管理体制および業務委託先の確認手法の強化を進めてまいります」と説明。
現在は情報流出の疑いのある顧客を特定する調査を実施しており、特定・連絡準備が整い次第、順次個別にメールまたは郵送にてお知らせするとしています。なお、詐欺等を防止するための配慮か、連絡内容の本文にはインターネットサイトへのリンク先URLは記載しないとしています。
今回の件の連絡先・問い合わせ窓口としてコールセンター(受付時間 9時00分~20時00分)が開設されています。電話番号は0120-220-614です。
ドコモは「今回の事実を厳粛に受け止め、お客さまのご不安の解消に向けて努力いたしますとともに、同様の事態が 再び発生しないよう、業務委託先を含め個人情報管理体制の一層の強化を図ってまいります。お客さまに、多大なるご迷惑とご心配をおかけしておりますこと、重ねて深くお詫び申し上げます。」と謝罪しています。