Samsungの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Flip5」が発売されました。
日本では2023年9月1日からauオンラインショップやドコモオンラインショップで購入できます。
Galaxy Z Flip5の購入を検討していて、前作のGalaxy Z Flip4からどれぐらい進化したのか、何が変わったのか知りたい人も多いはず。
この記事では、Galaxy Z Flip5とGalaxy Z Flip4の違いを比較してまとめています。ぜひ購入の参考にしてください。
目次
Galaxy Z Flip5とFlip4の違いを比較
Galaxy Z Flip5 | Galaxy Z Flip4 | |
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デザイン | ||
価格と容量 |
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素材 |
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サイズ |
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重さ | 187 g | 187 g |
カバーディスプレイ |
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メインディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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チップセット | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy | Snapdragon 8+ Gen 1 |
メモリ | 8GB | 8GB |
バッテリー |
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ワイヤレス充電 |
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SIM |
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5G | Sub6・ミリ波 | Sub6・ミリ波 |
Wi-Fi |
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Bluetooth | 5.3 | 5.2 |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん | IPX8 | IPX8 |
USB | Type-C 2.0 | Type-C 2.0 |
セキュリティ |
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センサー |
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アップデート保証 |
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同梱品 |
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価格を比較
Galaxy Z Flip5は、auとドコモから購入できるほか、Samsungオンラインショップでは、背面にFeliCaマークのない特別デザインx限定カラーグレーのSIMフリーモデルも購入できます。
Galaxy Z Flip4はすでに販売が終了しているキャリアもあります。
具体的な価格は以下のとおりです。
Galaxy Z Flip5の価格
docomo | ||
容量 | 256GB | 512GB |
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機種代金 | 138,820円 | 販売なし |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却83,380円▼12ヶ月目に返却67,045円毎月の支払額3,625円/月 | 販売なし |
au | ||
容量 | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 179,900円 |
新規契約 | ||
負担金 | 販売なし | 端末返却で90,200円毎月の支払額3,921円/月 |
機種変更 | ||
負担金 | 販売なし | 端末返却で73,700円毎月の支払額3,204円/月 |
のりかえ | ||
負担金 | 販売なし | 端末返却で79,200円毎月の支払額3,443円/月 |
Samsung | ||
容量 | 256GB | 512GB |
機種代金 | 販売なし | 179,899円 |
Galaxy Z Flip4の価格
docomo | |
機種代金 | 159,500円 |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却100,100円毎月の支払額4,352円/月 |
au | |
機種代金 | 121,500円 |
負担金 | 端末返却で121,500円毎月の支払額5,282円/月 |
Rakuten | |
機種代金 | 販売なし |
負担金 | 販売なし |
Samsung | |
機種代金 | 販売なし |
負担金 | 販売なし |
デザインを比較
Galaxy Z Flip5は、直線的なエッジを採用したおなじみのボックス型のデザインに、外部からの衝撃を分散するデュアルレール構造を採用した新しいヒンジを導入しています。
新しいヒンジによって耐久性が向上した折りたたみボディはシリーズ史上最高の耐久性を誇ります。本体も隙間なく閉じるようになり、さらに洗練されたデザインに改善されています。
本体には環境に優しい20%以上の再生ガラスを使用した強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」を採用。防水性能は変わらずIPX8のままです。
日本で販売されるモデルは、Galaxy S23シリーズと同様にヒンジ部のロゴがGalaxyからSamsungに変更されました。
カラーはグラファイト、クリーム、ラベンダーに新色のミントを加えた全4色。日本でもauがミント、グラファイト、クリームの3色、ドコモがミント、グラファイト、ラベンダーの3色を用意します。
大きさと重さを比較
本体を閉じた状態のGalaxy Z Flip4は、ヒンジ部が17.1mmで最も厚く、反対側のカメラ部が15.9mmで最も薄い、傾斜の付いた形状でした。
新しいヒンジが導入されたGalaxy Z Flip5は、本体が隙間なく閉じるようになったことで傾斜なしで厚みが一定になり、15.1mmへと薄型化しています。
重さは187gのまま変化はありません。
ディスプレイを比較
Galaxy Z Flipシリーズには、折りたたみできるボディの外側と内側に1枚ずつ合計2枚のディスプレイが搭載されています。
カバーディスプレイ
Galaxy Z Flip5の最も大きな進化は、カバーディスプレイが1.9インチから3.4インチまで大幅に拡大したことです。カメラを避けるようにアシンメトリーな形状を採用しています。
カバーディスプレイは、これまでもカメラのファインダーとして利用したり、クイック設定にアクセスしたり、メール返信も可能でしたが、巨大化したカバーディスプレイでは、それらすべての利用が快適になり、新たにフリック入力対応のキーボードを使ってメッセージに返信したり、電話をかけたり、天気予報を確認したり、ウォレット機能も利用できます。
また、カバーディスプレイに表示される文字盤には、メディアプレイヤー、天気、月表示も可能なカレンダー、アラーム、歩数計、着信履歴、通話の発信、Google株価といったウィジェットを表示可能。それらのウィジェットを一覧で表示できるマルチウィジェットビューも用意されます。
さらに、LINEなど10種類のサードパーティアプリを起動することもできます。
ウィジェット | サードパーティアプリ |
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文字盤のホーム画面はビデオ壁紙を使用したり、時計のデザインなどを自分好みに自由にカスタム可能。
折りたたんで持ち運べるメリットの代償は、普通のスマートフォンでは不要な本体を開く動作が増えることですが、カバーディスプレイの利便性が大幅に向上したことで本体を開く動作を抑え、必要がないのにスマホを触ってしまう無駄な時間を減らし、電池持ちの改善にも繋がります。
メインディスプレイ
メインディスプレイは屋外でも快適に使えるように最大輝度が1200ニトから1750ニトに向上しました。また、新しいフレックスモードパネルが追加されています。
カメラを比較
Galaxy Z Flip5では、閉じた状態でもカメラを起動して巨大化したカバーディスプレイをファインダー代わりにしてデュアルカメラで写真と動画を撮影できます。
デュアルカメラは広角レンズと画角の広い超広角レンズで構成されていて、セルフィはもちろんグループショットも本体を閉じたまま綺麗な画質で記録できます。
また、本体を開いた時に利用できるフロントカメラは、スーパークリアレンズによって逆光時に発生するフレアを抑えてクリアな写真を撮影できます。
新たにAIを搭載したISPアルゴリズムによって、ディテールの再現性や色調、ノイズの補正が向上。遠くからでも鮮明な写真を撮影できるデジタル10倍ズームにも対応したとのこと。
Galaxy Z Flip5はカメラの性能よりも一般的なスマートフォンでは得られない新しいカメラ体験が最大の魅力です。
折りたたみのボディだけでは不十分だった折りたたみの魅力は巨大なカバーディスプレイによって最大化されました。
特に子どもを持つ親にとってはキラーコンテンツになるでしょう。通常では子供の視線をカメラに集めることすら難しいものの、Galaxy Z Flip5であれば、巨大なカバーディスプレイに映った自分の姿を見て生まれる自然な子どもの笑顔を記録できます。動画であればもっと強力なものになります。
以下はGalaxy Z Flip5のカメラで撮影した作例です。
性能を比較
Galaxy Z Flip5のチップセットには、Galaxy S23シリーズと同じSnapdragon 8 Gen2 for Galaxyが搭載されています。
Snapdragon 8 Gen2シリーズは、ここ数年で最も優れたチップセットでパフォーマンスや消費電力ともに高く評価されているチップセットです。4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートを保証するなど、長期間の利用を想定したGalaxyスマートフォンに最適なチップセットと言えます。
なお、Snapdragon 8 Gen2 for GalaxyをZ Flip4に搭載された8+ Gen1と比較すると、ゲームをプレイする時などグラフィックを処理するパフォーマンスは25%アップ、NPUは20%アップ、CPUは17%アップしているとのこと。
電池持ち・バッテリーを比較
バッテリーの容量はどちらも3,700mAhですが、消費電力が大幅に改善されたSnapdragon 8 Gen2 for Galaxyによって電池持ちは向上しています。
Galaxy Z Flip4は連続19時間の動画視聴が可能でしたが、Galaxy Flip5は連続20時間の電池持ちを実現。
Samsungは電池持ちは1日中と説明しています。
まとめ:巨大なカバーディスプレイがもたらす新体験。これまでのFlipとは別物
Galaxy Z Flip5は、新しいヒンジを搭載したことで隙間なく本体を閉じれる進化した折りたたみボディを実現しました。
最も大きな進化は折りたたみボディの背面に搭載されるカバーディスプレイが巨大化したこと。
カバーディスプレイの制約が大幅に緩和されたことで、通知を確認したり簡易的なメッセージだけを返信できるような“おまけ”ではなくなりました。
Galaxy Z Flip4以前とは別物と言えるほどの違いがあるため、買い替えもありです。
競合機種は同じく巨大なカバーディスプレイを搭載したFlipフォン「motorola razr 40 ultra」です。発売日は8月下旬以降と案内されており、今年は魅力的なFlipフォンの選択肢が2つ用意されています。
motorola razr 40 UltraとGalaxy Z Flip5の比較はこちらの記事からどうぞ。
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