Samsungの折りたたみスマートフォン、Galaxy Zシリーズの進化ポイントはカバーディスプレイにありそうです。
今年発売された「Galaxy Z Flip5」は巨大なカバーディスプレイを搭載したことで、本体を閉じたままマップを起動して経路を確認したり、キーボードを使ってLINEに返信することも可能になったことで魅力的になりました。それでもカバーディスプレイはまだ小さく十分ではありません(起動できるアプリが制限されているソフトウェアも)
「Galaxy Z Fol5」はタブレットサイズのディスプレイを搭載しながら、半分に折りたたんで片手でも十分に操作できるカバーディスプレイにアクセスできますが、超縦長の画面を好まない人もいます。特に1つ1つのキーが幅狭になるQWERTYキーボードを使用する人にとっては敬遠したいものです。
最新の情報によると、来年発売が予想されるGalaxy Z Flip6およびGalaxy Z Fold6では、巨大化したカバーディスプレイが採用されるかもしれません。
Ross Youngの最新レポートでは、Galaxy Z Flip6、Galaxy Z Fold6ともに本体外側に搭載されるカバーディスプレイが大型化すると伝えられています。
より手ごろな価格で購入できる「Galaxy Z Flip6」については、現行モデルの3.4インチから3.9インチまで拡大するとのこと。アシンメトリーの画面形状が変化するのかは分かりません。
「Galaxy Z Fold6」の詳細な画面サイズは伝えられていません。
さらに縦に長くなるのか、縦横比を変えずベゼルの余白を削るのか、横幅が広くなるのかーーいずれにしてもカバーディスプレイの縦横比が変化すれば、本体内側のメインディスプレイの縦横比も変化することになるため、Samsungにとっては大きな決断になります。
筆者は本体を閉じた状態なら通常のスマートフォンのように、本体を開くとタブレットのように操作できるPixel Foldを含めた、その他の折りたたみスマートフォンで採用されている横幅の広い縦横比が好みで、もしGalaxy Z Fold6がそのようになるなら、Pixel Foldから即買い換えるかもしれません。
Samsungが縦長のディスプレイを採用する理由は、アプリの大画面への最適化、主に横長画面への最適化が進んでいないことにあるはず。
Androidは大画面への最適化に注力しており、Pixel FoldやPixel Tabletの発売によって加速する可能性があることから、どこかのタイミングで縦長画面から横長画面への切り替えを検討する時期が来るはず。
それでも現時点でアプリ開発者が対応を急ぐほど、折りたたみスマートフォン/Androidタブレットの市場は大きいものではありません。実際にPixel Foldのような横長の画面に最適化されたアプリは少なく、画面いっぱいに拡大表示されるか、横に余白が表示されるアプリがほとんどのため、時期尚早ではあることを考えると、Galaxy Z Fold6はこれまでと大きく変わらないと思われます。
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