Samsungの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold5」の日本発売が正式発表されました。
発売日は9月1日。今日からauオンラインショップとドコモオンラインショップで予約受付を開始しています。
この記事では、Galaxy Z Fold5の購入や買い替えを検討していて、前作のGalaxy Z Fold4からどれぐらい進化したのか、何が変わったのかを確認したり、買い替える必要があるのかを判断するために、Galaxy Z Fold5とGalaxy Z Fold4の違いを比較してまとめています。
Galaxy Z Fold5とFold4の違いを比較
Galaxy Z fold5 | Galaxy Z fold4 | |
---|---|---|
デザイン | ||
カラー | アイシーブルーファントムブラッククリーム | グレイグリーンファントムブラックベージュ |
素材 |
|
|
防水・防じん | IPX8 | IPX8 |
価格と容量 |
|
|
大きさ |
|
|
重さ | 253 g | 263 g |
カバーディスプレイ |
|
|
メインディスプレイ |
|
|
メインカメラ |
|
|
フロントカメラ |
|
|
写真機能 |
|
|
動画機能 |
|
|
チップ | Snapdragon 8 Gen 2 for Galaxy | Snapdragon 8+ Gen 1 |
メモリ | 12GB | 12GB |
バッテリー |
|
|
ワイヤレス充電 |
|
|
Wi-Fi |
|
|
Bluetooth | 5.3 | 5.2 |
おサイフケータイ | ⚪︎ | ⚪︎ |
USB | Type-C 3.2 | Type-C 3.2 |
セキュリティ |
|
|
センサー |
|
|
価格と容量を比較
Galaxy Z Fold4発売時の機種代金はドコモが249,700円、auが193,000円でした。Galaxy Z Fold5の価格は以下のとおりです。
docomo | |||
容量 | 256GB | 512GB | 1TB |
---|---|---|---|
機種代金 | 257,400円 | 272,030円 | 販売なし |
負担金 | ▼23ヶ月目に返却157,080円毎月の支払額6,829円/月 | ▼23ヶ月目に返却166,430円毎月の支払額7,236円/月 | 販売なし |
au | |||
容量 | 256GB | 512GB | 1TB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 298,200円 |
新規契約 | |||
負担金 | 販売なし | 販売なし | 端末返却で173,000円毎月の支払額7,521円/月 |
機種変更 | |||
負担金 | 販売なし | 販売なし | 端末返却で156,500円毎月の支払額6,804円/月 |
のりかえ | |||
負担金 | 販売なし | 販売なし | 端末返却で162,000円毎月の支払額7,043円/月 |
Samsung | |||
容量 | 256GB | 512GB | 1TB |
機種代金 | 販売なし | 販売なし | 298,200円 |
デザインを比較
Galaxy Z Fold5は、折りたたみスマートフォンの最重要部品であるヒンジを刷新。
新しいフレックスヒンジを導入したことでボディを隙間なく閉じれるようになりました。Galaxy Z Fold4以前では、ポケットに入れている時に隙間からホコリが入り込み、内側のディスプレイに付着して不快でしたが今作では改善されています。
また、隙間がゼロになったことで、ヒンジから反対側に向かって傾斜していたボディがフラットに改善されています。
ヒンジには外部からの衝撃を分散するデュアルレール構造を採用したことで耐久性も向上しました。
前面・背面の両方に環境に優しい20%以上の再生ガラスを使用した最新の強化ガラス「Gorilla Glass Victus 2」を採用。防水性能は前作から変わらずIPX8のままです。
なお、日本で販売されるモデルは、Galaxy S23シリーズと同様にヒンジ部のロゴがGalaxyからSamsungに変更されました。
カラーはクリーム、アイシーブルー、ファントムブラックの全3色です。ドコモとauは、アイシーブルーとファントムブラックの2色を取り扱います。
大きさと重さを比較
新しいフレックスヒンジによってGalaxy Z Fold5はシリーズ史上最薄になり、重さもZ Fold4から10gも軽量化されました。
253gのボディもシリーズ最軽量。それでも一般的なスマートフォンと比べると超ヘビー級ですが、競合機種のPixel Foldと比較すると30gも軽く、Galaxy Z Fold5を選ぶ1つの理由になります。
ディスプレイを比較
ディスプレイは、画面サイズ・解像度・アスペクト比・リフレッシュレートなどは2機種とも同じです。
メインディスプレイはピーク輝度が1200ニトから1750ニトまで大きく向上したことで、直射日光下など屋外の明るい日差しにおいても快適に画面を確認することができます。
また、衝撃分散レイヤーの採用によって、より強固なディスプレイになりました。最新のフレックスヒンジによって、ディスプレイの折り目部分へのストレスが緩和されたように見えますが、折り目のシワはこれまでと大きく変わっていません。
性能を比較
Galaxy Z Fold5のチップセットには、Galaxy S23シリーズと同じSnapdragon 8 Gen2 for Galaxyが搭載されています。
Snapdragon 8 Gen2シリーズは、ここ数年で最も優れたチップセットでパフォーマンスや消費電力ともに高く評価されているチップセットです。4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートを保証するなど、長期間の利用を想定したGalaxyスマートフォンに最適なチップセットです。
Samsungによると、Snapdragon 8 Gen2 for Galaxyは、Z Fold4に搭載された8+ Gen1と比較すると、ゲームをプレイする時などグラフィックを処理するパフォーマンスは25%アップ、NPUは20%アップ、CPUは17%アップしているとのこと。
バッテリー・電池持ちを比較
バッテリーの容量はどちらも4,400mAhですが、消費電力が大幅に改善されたSnapdragon 8 Gen2 for Galaxyによって電池持ちは向上しています。
動画の連続視聴時間はGalaxy Z Fold4の20時間に対して、Galaxy Z Fold5は連続21時間です。
優れたソフトウェア
Galaxy Z Foldシリーズが、ほかの折りたたみスマートフォンに比べて特に優れているのはソフトウェアです。
複数のアプリを同時に起動できるマルチウィンドウ、ボディを開いても閉じても同じアプリを使用できる継続性、マルチタスキング体験をサポートするタスクバー、アプリ間のドラッグ&ドロップ、サードパーティアプリの最適化など多くの機能を備えています。
最新のOne UIでは、頻繁に使用するお気に入りのアプリを素早く切り替えられるタスクバーに、直近で使用したアプリを最大4つ(これまでは2つ)まで表示できるようになりました。
新たに強化された両手で操作可能なドラッグ&ドロップでは、片方の指で画像を選択してホールドしつつ、もう片方の指でSamsung Noteアプリにドラッグ&ドロップすると画像を開いたり、ホーム画面に追加されたアプリを片方の指でホールドしつつ、もう片方の指でページをめくってアプリを移動するなど、両手操作によるジェスチャーも可能になりました。
隠しポップアップ機能によって、アプリをバックグランドで起動しながらフルスクリーンで動画を視聴したり、画面の横にフローティングポップアップで友達とチャットすることも可能です。
これらの機能はアップデートによってGalaxy Z Fold4でも利用できるはずですが、Galaxy Z Fold5ではいち早く利用できます。
改善されたSペンと純正ケース
Galaxy Z Foldシリーズは専用のペンデバイスによる手書き入力にも対応しています。
専用の「S Pen Fold Edition」は、よりスリムでコンパクトになり、ポケットに収まるサイズに改善。
Galaxy S23 UltraのようにSペンを本体に収納することはできませんが、さまざまなスタイルとカラーが用意された純正アクセサリの「Slim S Pen Case」を利用することで、Sペンを持ち運ぶことができます。
まとめ:今年はマイナーアップデート
Galaxy Z Fold5は、新しいヒンジを搭載したことで隙間なく本体を閉じられる折りたたみボディに進化。折りたたみスマホの課題である大きさ・厚さも改善されています。
特別に最適化された最新のチップセットSnapdragon 8 Gen2 for Galaxyを搭載したことで発熱の問題が大幅に解消され、性能も向上しました。4世代のOSアップデートと5年間のセキュリティアップデートによる長期利用も安心。また、消費電力が向上したことで電池持ちの改善も期待できます。
それでも全体的な評価はマイナーアップデートです。Galaxy Z Fold4を昨年購入したばかりの人が買い替える必要はありません。買い替える場合は、端末の返却を条件にした端末購入プログラムの特典利用や下取り額を確認してから買い替えを検討しましょう。
新たに折りたたみスマートフォンデビューを考えているのであれば、Google初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」が比較対象になります。
結果から言えば、できるだけメインディスプレイを使うことを考えていて、1つの画面に3つ以上のアプリを並べて作業効率化したいのであれば「Galaxy Z Fold5」を選び、これまでのスマートフォン体験はそのまま、大画面のディスプレイで電子書籍を読んだり、動画を見たり、ゲームするなどエンタメをより楽しみたい場合は「Pixel Fold」をおすすめします。
- いつでもカエドキプログラムの負担金は、24回払いで購入後、23ヶ月目までの特典利用の申し込みと機種返却が条件です。
- スマホトクするプログラムの負担金は、24回払いで購入後、13カ月目~25カ月目までの特典利用の申し込みと機種返却が条件です。
コメントを残す