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Pixel Foldレビュー:真の魅力は折りたたみディスプレイにあらず2in1にあり

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Yusuke Sakakura公開日:2023/08/03 18:15
Pixel Foldレビュー:真の魅力は折りたたみディスプレイにあらず2in1にあり

半ば放棄していた大画面の最適化に再び着手するなど、Googleが数年前から準備していた初の折りたたみスマートフォン「Pixel Fold」がようやく発売されました。

明らかな競合機種は最新機種として発表されたばかりのGalaxy Z Fold5です。日本でも数週間後に発売されるでしょう。

折りたたみスマートフォンをリードするSamsungのGalaxy Z Foldは、優れた折りたたみディスプレイ向けのソフトウェア、専用のペンデバイスSペンによる手書き対応、カメラをディスプレイに埋め込む最新技術を詰め込むことで大きく先行しています。

それでも“完璧なサイズ”のディスプレイを2枚搭載したPixel Foldの評価は、少なくとも筆者のなかではGalaxy Z Foldを上回っています。

折りたたみスマホだからこそ重要なカバーディスプレイ

多くの人は折りたたみスマートフォンに対して、迫力のある映像で動画を見たり、ゲームをプレイできる巨大なディスプレイに魅力を感じているはず。実際に数人の前でPixel Foldを操作してみましたが、本体を開くまでは誰も何の反応も示さず、注目するのはメインディスプレイばかりです。

ただ、数日触ってみればほとんどの人がカバーディスプレイこそ重要であることに気づくはずです。

大きすぎず、小さすぎないちょうど良いサイズのカバーディスプレイ
大きすぎず、小さすぎないちょうど良いサイズのカバーディスプレイ

Galaxy Z Foldのカバーディスプレイは、あまりにも細い形状で本体を開かずに1日利用することは難しいと感じていました。おそらくSamsungは本体を開いて利用できる折りたたみディスプレイを名前のとおりメインに位置付けており、本体外側の画面を援護的な意味も持つ“カバー”ディスプレイとしているのでしょう。

Surface Duoにカバーディスプレイはありません。メインディスプレイを山折りにして半分に折りたたむことで片手で操作できるものの、本体の開閉が必要でそのままポケットに突っ込む人はいないでしょう。

つまり、これまでの折りたたみスマートフォンは、巨大なディスプレイを手に入れるために、使い慣れているディスプレイを捨てるか、大きくサイズダウンさせる必要がありました。

一方、Pixel Foldのカバーディスプレイは普通のスマートフォンと大きく変わらないサイズと同じ縦横比です。普通のスマートフォンにタブレットサイズの巨大ディスプレイがプラスαで付いてくるようなもので、Pixel Foldはこれまでの折りたたみスマートフォンと同じようで明らかに違います。

半分に折りたたんでポケットに突っ込める巨大なディスプレイ
半分に折りたたんでポケットに突っ込める巨大なディスプレイ

1つだけ普通のスマートフォンのように使えない機能があります。なぜかPixel Foldのカバーディスプレイでは片手モードが利用できません。

明らかに片手操作では画面上部に指が届かないにも関わらず、なぜGoogleがオプションを削除したのかわかりません。両手持ちを想定したメインディスプレイであれば理解できるものの、カバーディスプレイからも消し去る必要はあったのでしょうか。

283gという超ヘビー級の重さも普通のスマートフォンとの大きな違いです。

普段使っている206gのiPhone 14 Pro、212gのPixel 7 Proと比較するとその差は明らか。Galaxy Z Fold5と比べてもPixel Foldは30gも重く、片手で持ってこのレビューを下書きしている間も手首の腱鞘炎が再発しそうなほど、めちゃくちゃ重い。

Pixel Foldを15分でも使ったあとに Pixel 7 Proを持つと、いままでダンベルを持っていたかのように軽く感じます。

最大のネックは重さ
最大のネックは重さ

折りたたみボディの最重要部品であるヒンジは上下を2点で止めたGoogle独自設計。端末の上から下までヒンジを通すGalaxy Z Foldに対して、Googleは上下のポイント式にしたことで厚さをわずさ5.8mm(ボディを開いたとき)に抑えています。

使い心地にこだわったヒンジは片手でも開けられるほど柔らかくスムーズですが、隙間に指を差し込んでボディを開くときに爪でメインディスプレイが割れるのが怖いため、両手で開くようにしています。ただ、両手で開く場合は超薄型で丸みがかかったフレームは指がかかりづらくて本体が開きにくいため、筆者は音量ボタンに指をかけながら両手で開けています。

なお、本体を閉じるときは分厚い辞書と同じようにパタンと気持ちいい音が鳴ります。これもGoogleがこだわったポイントのようです。

本体は隙間なくフルクローズ可能で保証外修理費用148,500円となる折りたたみディスプレイへのキズやホコリの付着を防いでいます。

気になる耐久性についてGoogleは最大の20万回の開閉に耐えられると説明しています。これは1日100回開閉しても5年は余裕で使える計算。IPX8の防水性能も備えているため安心です。

指紋認証は左手持ちにとって最悪の側面配置。薄さ6mm未満の側面に配置された指紋認証センサーは面積が小さくロック解除に失敗することも多々ありますが、顔認証がストレスを軽減させてくれます。なお、顔認証は本体を閉じているときだけ利用できますが、上で書いたとおり本体を開くときは両手を使用するため、右手の指を登録しておけば問題なくロックを解除できます。

上下2点式のヒンジで本体は超薄型に
上下2点式のヒンジで本体は超薄型に

光沢のあるステンレススチールのフレームとフロストガラスを組み合わせることで、Pixel 7 Proよりも高級感のあるボディを開くと、7.6インチのコンパクトタブレットクラスのディスプレイにアクセスできます。

横長のディスプレイはKindleで小説やマンガを読むのに最適。余白がほとんどなく無駄なく表示されます。巨大な地図で利用できるGoogleマップのナビも最高です。

カバーディスプレイもメインディスプレイも十分な輝度があり、屋外で使用したときも快適に利用できますが、メインディスプレイは剥がせないデフォルトの保護シートが反射や映り込みを増やし、指紋も目立たせるため角度によっては見づらいと感じることも。

なお、上下2点式のヒンジによって上下と左右のベゼルはふぞろいで、プラスチックに指紋がベタベタと付いて美しくありません。

電子書籍で読書するのに最適な縦横比のディスプレイ
電子書籍で読書するのに最適な縦横比のディスプレイ

YouTubeは左側に動画/右側に関連動画やコメントが表示され、Gmailは左側にメールリスト/右側にメール本文、Googleマップは左側に検索ボックスや経路・口コミ/右側または画面全体にマップ、Googleフォトは左側にメニュー/右側に写真とリスト、Chromeは画面上部にタブリストなどが表示されるPCに非常に近いインターフェースで表示されるなど、多くのGoogle関連のアプリが大画面に最適化されています。

サードパーティのアプリの対応はさまざま。

Spotify、1Password、Dropboxといったアプリは画面を2つに割って巨大なディスプレイをフル活用し、Amazon、ChatGPTなどはスマホのインターフェースを画面いっぱいに引き伸ばして表示します。画面を回転させることでフルスクリーンで表示されるThreadsのようなアプリも存在しています。

一方でTwitter/XやInstagramなどは、左右に黒い余白を残したままで大画面に最適化されていません。Googleは黒い余白を2回タップすることで、画面を左右に寄せられるオプションも用意しています。

デッドバイデイライトモバイルやCoD Mobileなどのゲームアプリを起動すると、アプリを再起動して強制的に大画面に最適化するか聞かれることもあります。

Googleは大画面の最適化にフォーカスしたAndroid 12Lをリリースするなど、数年かけて準備した成果は出ています。今後、大画面に最適化されていないアプリについてはペナルティによってGoogle Playでの順位を下げるとアナウンスしているため、数ヶ月、数年かけて徐々に改善されていくでしょう。

PCとほぼ同じインターフェースで利用できるChromeブラウザ
PCとほぼ同じインターフェースで利用できるChromeブラウザ

大画面の魅力は動画やゲームに迫力をもたらすだけでなく、マルチタスキングの窮屈さも解消します。

複数のアプリを同時に表示するには、画面下を少しだけ上にスワイプして起動したいアプリを選択したたまま、画面の左右または上下に移動して離すだけ。同時に表示できるアプリは2つまでで、画面分割の割合を1:1から1:2に変更することも可能です。

旅行の計画を立てるために旅行雑誌を読みながら、またはYouTubeを見ながらGoogleマップにピンを打ったり、Chromeで2つのウィンドウを並べて商品を比較しながらショッピングすることもできます。

Galaxy Z Foldでは、ポップアップ表示も含めて最大4つのアプリを同時に表示できることからPixel Foldの最大2つ表示には物足りないと思う人もいるでしょう。ただ、個人的にはコンパクトタブレットクラスの画面サイズで操作できるアプリは2つまでが限界だと感じます。欲を言えばポップアップで3つ目のアプリを起動できたら嬉しいかな。

アプリのポップアップ表示はソフトウェアアップデートで十分対応が可能なはずですが、Google Tensor G2の性能はSnapdragon 8 Gen2から大きく引き離されています。

マルチタスキングはタスクバーからスタートできる
マルチタスキングはタスクバーからスタートできる
YouTubeを見ながら買い物、調べ物も
YouTubeを見ながら買い物、調べ物も
おでかけ先を調べながらGoogleマップでルート・口コミ検索
おでかけ先を調べながらGoogleマップでルート・口コミ検索

カバーディスプレイとメインディスプレイの連携には、もどかしさを感じます。

例えば、メインディスプレイで動画を視聴していたり、Kindleで読書をしていたり、Googleマップでナビを利用しているとき、ゲームをプレイしている時に本体を閉じると、カバーディスプレイで利用を継続できますが、多くのアプリは本体を閉じるとスリープ状態になります。

また、自宅で画面分割した状態で作業していて出かけるために本体を閉じて家を出て、駅について電車に乗って席について本体を開いて作業を続けようと思ったら画面分割が解除されていました。自宅から駅に着くまでに時間がかかったら解除されたわけではなく、本体を閉じると画面分割は即解除されてしまうようです。

Googleにとって本体を閉じることは一部を除いて作業を終えることを意味するようです。

ボックスコアを確認しながらスポーツ観戦ができるのはマジ便利
ボックスコアを確認しながらスポーツ観戦ができるのはマジ便利

ホーム画面のカスタマイズは大きく制限されていて、Androidの良さが消えているように感じます。

例えば、メインディスプレイとカバーディスプレイのホーム画面は統一されていて別々で管理することはできないため、カバーディスプレイによく利用するアプリを置いて、メインディスプレイにウィジェットを大量に配置するといったことができません。

メインディスプレイのホーム画面は広大ですが、真ん中に見えない境界線が存在していて、境界線をまたぐようにウィジェットやアプリを配置することは不可能です。

筆者はホーム画面を大幅にカスタマイズすることはなく、メインディスプレイとカバーディスプレイのホーム画面は統一されていた方が使いやすいと感じるものの、別々で管理してそれぞれの画面に合わせてカスタムしたいユーザーも多いはずです。

ホーム画面をまたぐようにウィジェットやアプリは配置できない
ホーム画面をまたぐようにウィジェットやアプリは配置できない

デフォルトの文字入力アプリGboardでは、メインディスプレイ向けにさまざまなキーボードが用意されています。

PCと同じQWERTYキーボードはもちろん、画面中央に指が届きにくい人のために分割キーボードも用意。本体を開いている時だけQWERTYキーボードを表示するかゆいところに手が届くオプションもあり。

フリック入力でも左にひらがな/アルファベット、右にテンキーを表示する分割キーボードが用意されています。もちろん利き手に合わせて左右を入れ替えることも可能。

キートップのサイズが小さい、キーの配置が自分に合っていないと感じる場合は、自分が好きなサイズに変更して好きな場所にキーボードを移動できるポップアップキーボードも利用できるため、文字入力で困ることはほぼないでしょう。

種類豊富なキーボード。自分にとって最適なものが見つかるはず
種類豊富なキーボード。自分にとって最適なものが見つかるはず

Pixel Foldに限らずPixelスマートフォンの懸念はGoogle Tensor G2チップにあります。

Google Tensor G2はPixel 7シリーズと同時に登場した時は高く評価したものの、アップデートを重ねるにつれて電池持ちが悪化したように感じ、発熱も目立つようになりました。

発売からまだ1週間ほどですが、マルチタスキングやカメラを起動すると即発熱します。操作が長時間に及ぶと異常な熱が発生して、熱が冷めるまでGoogleマップが強制的にダークモードに変更されることも。基本的にChromeと別のアプリを併用すると動作がぎこちなくなるようです。

有線充電とワイヤレス充電ができなくなる不具合も確認しています。かなり前から別のPixelスマートフォンでも報告されているアダプティブ充電関連の不具合がいまだに解消されていないように感じます。この不具合に遭遇するとアダプティブ充電をオフにしてから端末を再起動しないかぎり充電が再開されることはありません。

チップセットの発熱のしやすさと、不安定なソフトウェアは、Google Tensorチップを搭載したPixel 6シリーズ以降のモデルに存在する明らかなウィークポイントです。

本体の薄さも発熱を感じやすくしているように思います。薄い本体によって熱が手に伝わりやすく、熱を拡散させる部品の体積も小さくなります。本体の面積が大きい折りたたみディスプレイは熱を拡散させるという点で有利だと思っていましたが、他の折りたたみスマートフォンにおいても熱を反対側のボディにまで拡散することはできず片方のボディに留まるようです。

バッテリー容量はGalaxy Z Fold5の4,400mAhを上回る4,821mAh。折りたたみスマートフォンとして最大クラスのバッテリーを搭載しています。

朝8時から利用を開始し、Googleマップで電車の乗り換え検索とルート案内を行い、200枚以上の写真と動画を撮影。Kindleで約50分読書し、dマガジンで30分雑誌を読むなどヘビーに使い倒したところ10時間後にバッテリーが切れました。ヘビーでも日常使いでも不満はないでしょう。

電池持ちは文句なし
電池持ちは文句なし

カメラはフロストガラスの背面に装備された48MP広角レンズ、10.8MP超広角レンズ、10.8MP望遠レンズで構成されるトリプルカメラと、カバーディスプレイの上部に9.5MP、メインディスプレイの上部に8MPのフロントカメラといった合計5つを装備。

Pixel Foldのカメラ
  • メインカメラ
    • 48MP 広角レンズ, ƒ/1.7, 1/2”, 光学手ぶれ補正, 光学相当2倍ズーム
    • 10.8MP 望遠レンズ, ƒ/3.1, 1/3.1”, 光学手ぶれ補正, 光学5倍ズーム
    • 10.8MP 超広角レンズ, ƒ/2.2, 1/3”, 視野角121°
  • フロントカメラ
    • 8MP内側レンズ, ƒ/2.0, 1/4
    • 9.5MP外側レンズ, ƒ/2.2m, 顔認証

メインカメラはPixel 7 Proと同じ構成ですが、それぞれのレンズにはわずかな違いがあります。

最も利用機会の多い広角レンズはPixel 7 Proに比べてセンサーが小さく、望遠レンズは画素が少ないため、複数の画素を1つにまとめることで明るさをもたらすピクセルビニングや高画素なセンサーの中央をそのまま切り抜くことで実現する光学相当10倍ズームが物理的に利用できません。

さらに、超広角レンズはマクロフォーカスに非対応、躍動感のある写真が撮影できるアクションパンも利用できません。

Pixel Foldのカメラはトップオブザトップではないものの、光学5倍ズームの望遠レンズでは、望遠圧縮によってスマホ離れした写真を撮影できるほか、48MPの高画素センサーを活用した使い勝手のいい光学相当の2倍ズームにも対応します。

以下はPixel Foldのカメラで撮影した作例です。明るさ、彩度、ディテールなどPixel品質で素晴らしいものの、夕暮れで少し日が沈んでズーム撮影するとカメラ処理がモタついて連続撮影時にひっかかりを感じることもありました。

広角レンズで撮影
広角レンズで撮影 (フルサイズで表示)
超広角レンズで撮影
超広角レンズで撮影 (フルサイズで表示)
逆行時にレンズフレアが起きやすい
逆行時にレンズフレアが起きやすい (フルサイズで表示)
望遠レンズによる5倍ズーム撮影
望遠レンズによる5倍ズーム撮影 (フルサイズで表示)
5倍ズームでは軽い望遠圧縮も楽しめる
5倍ズームでは軽い望遠圧縮も楽しめる (フルサイズで表示)
超高画素センサーを活かしたフルピクセル2倍ズーム撮影
超高画素センサーを活かしたフルピクセル2倍ズーム撮影 (フルサイズで表示)
夕暮れ。フルピクセル2倍ズーム撮影
夕暮れ。フルピクセル2倍ズーム撮影 (フルサイズで表示)
超解像の10倍ズーム
超解像の10倍ズーム (フルサイズで表示)
ディテールの素晴らしい写真
ディテールの素晴らしい写真 (フルサイズで表示)
Pixel FoldPixel 7 Pro
拡大しなければわからないが細部のディテールはPixel 7 Proに劣る

Pixel FoldがPixel 7 Proよりも明らかに優れているのは、折りたたみボディとカバーディスプレイ、そしてメインカメラが連携したセルフィとグループショットです。

カメラアプリを起動して専用のアイコンをタップして本体を開くとカバーディスプレイがカメラのファインダーになり、乱れた髪を直して準備を整えたら2つのフロントカメラよりも明らかに画質の良いメインカメラを使って思い出を記録できます。家族写真などグループショットを撮影するために最適な超広角レンズを使用することも可能です。

本体をノートPCやニンテンドーDSのように途中まで折りたためば、上半分がファインダーになり、下半分にシャッターボタンが表示される専用のインターフェースに移行し、手ブレなしで動画を撮影することが可能。長時間の撮影におよぶタイムラプスや星空の撮影も快適です。

もちろん背景に写り込んだ人物を消去できる消しゴムマジック、ブレた顔の補正機能といった魅力的な編集機能も利用できます。

カバーディスプレイはファインダーにもなる
カバーディスプレイはファインダーにもなる
折りたたんだ状態で撮影することも可能
折りたたんだ状態で撮影することも可能

Pixel Foldも含めて折りたたみスマートフォンで最も目を惹くのは、ポケットサイズのボディから展開される巨大なディスプレイです。

特にPixel Foldの巨大かつ幅広な縦横比のディスプレイは、動画・ゲーム・電子書籍などあらゆるエンタメを消費するには最高。

画面分割とマルチタスキングによって資料を開きながらZoomでリモート会議に参加してメモを取ったり、Googleスプレッドシートの軽い修正なら可能です。Gmailに届いた取材案内を見ながらGoogleカレンダーに予定を打ち込み、GmailからGoogleマップに切り替えて取材場所付近のカフェやランチを検索して予定に組み込むこともできます。

豊富な入力オプションが用意されたGboardによってある程度の文章を書くこともできます。

それでもタグを打ち込んだり、画像を差し込んだり、ショートコードを埋め込んでブログの記事を一本作るなど、ただの文章作成よりも少しだけハードな作業をこなそうとすると、かなりの労力が必要になります。実際、このレビュー記事もPixel Foldを使って下書きしたものの、重さに耐えかねて文章作成ですら途中で断念。仕上げまでも至らず最後にはPCを使用しています。

Galaxy Z FoldやSurface Duoとは異なり、外部ディスプレイやマウス、キーボードと接続してデスクトップに最適化されたPCのように使えるインターフェースも用意されていないため、ノートPCはもちろん、キーボードアクセサリと接続したタブレットの代わりにもなりません。

Pixel Foldの魅力はスマートフォンをタブレットやPCまで飛躍させて作業を大幅に効率化させることではなく、一般的なスマートフォンと大きく変わらないサイズのカバーディスプレイを搭載することで、これまでのスマートフォン体験はそのままに、巨大で幅広な縦横比のディスプレイがもたらす最高のエンタメ消費体験と、少しの作業効率化にあります。

つまり、真の魅力は2つのスマホ/コンパクトタブレット体験が1台に集約されていることにあります。これはカバーディスプレイが細すぎるGalaxy Z Foldやカバーディスプレイが存在しないSurface Duoにはなかったものであり、Pixel Foldを選択するべき理由です。もし、Pixel Foldにカバーディスプレイがなかったら、、、カバーディスプレイが細かったら間違いなく買っていません。

最大の懸念はもちろん価格。25万円という価格設定はどれだけ魅力的なデバイスであっても頭を悩ませます。

修理費用も恐ろしく高額。

特にメインディスプレイを割ってしまった場合は、Pixel 7 Proを購入してもお釣りが来る148,500円の修理費用(保証対象外)が必要。補償サービスが用意されていないGoogle Storeからの購入ではなく、格安で修理できる補償サービスに加えて、2年後に返却することを前提に負担金を抑えられる端末購入サポートを利用してキャリアから購入することをオススメします。

Google Pixel Fold
Google Pixel Fold¥ 253,000Google初の折りたたみスマートフォンです。ポリッシュ仕上げのアルミフレームと強化ガラスを耐久性の高いスチールヒンジで繋ぎ合わせたボディの内側に7.6インチの折りたたみディスプレイを搭載することでタブレットクラスのディスプレイをポケットに入れて持ち運んで電車や飛行機、バスでの移動中も迫力のある大画面で映画やドラマ、スポーツが楽しめます。画面を分割して複数のアプリを同時に起動して高い効率で作業することも...レビュー記事を読む
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