2018年6月5日、Appleは開発者向けのイベント「WWDC18」の基調講演を開催し今秋正式リリース予定の「iOS 12」を先行発表した。イベント直後に開発者に対してベータ版を提供していて秋まで先行お試しできる。
この記事では「iOS 12」ベータ版からiOS 11に戻す方法を解説する。
目次
デベロッパープログラムに登録
ベータ版の「iOS 12」からiOS 11に戻すにはリストアイメージのダウンロードが必要になるが、リストアイメージは年額11,800円のデベロッパープログラム「Apple Developer Program」に登録している開発者に提供されている。開発者と言っても同プログラムに登録するだけで良い。実際にアプリを開発する必要はない。
「Apple Developer Program」には以下のリンク先から登録できる。数年前までは英語で案内されていたが、現在はすべて日本語に対応しているため迷うことなく登録できる。
リストアイメージのダウンロード
Apple Developer Programに登録したら以下のリンク先からリストアイメージをダウンロードしよう。
Release Softwareの項目からiOS 11を見つけて「See all」をクリックする。
モデルごとに項目表示されるため、自分が使っているモデルの横にある「Download」ボタンをクリックすればリストアイメージのダウンロードがスタートする。
「iOS 11」に戻す(ダウングレード)する
リストアイメージのダウンロードが完了したら「iOS 12」ベータ版がインストールされているiPhone/iPad/iPod touchをPCに接続してiTunesを起動する。MacならOptionキー、Windows PCならShiftキーを押しながら「アップデートを確認」をクリックするとファイルの選択画面が表示されるのでダウンロードしたリストアイメージを選択する。
続けて「アップデート」をクリックするとiOS 11のインストールが始まる。
バックアップを使って元の状態に戻す
iOS 11に戻すときに「iPhoneを復元」を選択した場合はiPhoneに保存された写真や動画、アプリなどのすべてのデータが消えて工場出荷時の状態、つまり買ったときと同じ初期状態に戻ってしまう。元の状態に戻すにはベータ版のiOS 12をインストールする直前に取っておいたバックアップファイルを使う必要がある。
バックアップファイルを使って元の状態に戻すにはベータ版のiOS 12がインストールされたiPhone/iPad/iPod touchをMacまたはWindows PCに接続してiTunesを起動後、「このバックアップから復元」を選択する。戻したいバックアップデータを選んで「続ける」をクリックすると元の状態に戻すことができる。
ちなみに、バックアップを取った時のOSのバージョンが現在のOSのバージョンよりも古い場合はバックアップファイルを使うことができない。例えば、iPhoneにインストールされているiOSのバージョンが11.4でバックアップを取った時のバージョンがiOS 12の場合はバックアップを利用できない。
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