いよいよ日本時間11月11日(水)午前3時からAppleのオンラインイベント『One more thing.』(もう一つあります。)が開催されます。
世界中が注目するイベントでは、WWDC2020で発表されたARMベースのチップセット「Appleシリコン」を搭載した新型Macが発表される見込み。
例年であればイベントの模様はリアルタイムで配信されますが、新型コロナウイルス感染拡大の影響でWWDC2020やiPad Air4が発表された『Time Flies.』、iPhone 12シリーズが発表された『Hi, Speed.』のように事前収録された動画を配信するオンラインイベントになるでしょう。
この記事ではAppleオンラインイベントを見る方法を紹介します。
目次
- オンラインイベントはいつから?
- オンラインイベントを見る方法
- 何が発表される?
オンラインイベントはいつから?
Appleのオンラインイベント『One more thing.』は日本時間11月11日(水)午前3時からスタートします。
いつもより1時間遅いので注意しましょう。なお、Appleが公開しているカレンダーのデータ上では5時までの2時間実施される予定ですが、今年秋に開催された3回のオンラインイベントはいずれも1時間で終了しています。
Apple公式サイトに“Join us from Apple Park.”と書かれているようにイベントの開催地はApple本社。メディア向けに配布された招待状にもライブ配信の文字がなかったことからリアルタイムのイベントではなくApple Parkで事前収録した動画が配信されるものと思われます。
イベントはApple公式サイトやApple TVアプリ、YouTubeで配信される予定。配信終了後はアーカイブも公開されるでしょう。
Apple公式サイトで見る
オンラインイベント『One more thing.』をApple公式サイトで視聴するには配信ページにアクセスしましょう。
事前収録の映像が配信されたオンラインイベントにはいずれも日本語字幕を表示することができました。今回のオンラインイベントでも字幕機能が利用できるはずです。
日本語の字幕を表示するには再生中に画面をタップして字幕アイコンをタップ後、日本語を選択するだけです。
Apple TVアプリで見る
ストリーミングデバイス「Apple TV」を利用すれば、Apple公式の映像をテレビなどの大画面で楽しめます。
また、Amazonのストリーミングデバイス「Fire TV」を利用することでApp Storeで公開されているAppleイベントアプリからも視聴できるはずです。イベントの開始時間が近づくとOne more thing.のサムネイルが出てきます。
- 1. Apple TVを起動
- 2. 「App Store」を選択
- 3. 「検索」をクリックして“Apple”で検索
- 4. 「Apple イベント」をダウンロードする
- 5. 開催時間が近づいたらホーム画面で「Apple イベント」を選択
- 6. 再生ボタンをクリックする
YouTubeで見る
YouTubeでもオンラインイベントの様子が配信されます。最も視聴者数が多くなるかもしれません。リマインダーを登録すれば配信直前に通知が届くため見逃すことなくオンラインイベントが楽しめます。
ライブ配信中は字幕が利用できないのでAppleの字幕機能を利用したい場合は公式サイトから視聴するのがおすすめです。
何が発表される?
いつもどおりAppleは何を発表するのかは明かしていません。ヒントは紫、オレンジ、ホワイト、パシフィックブルーのグラデーションを背景に黒のAppleロゴを置いたティザー画像だけです。
ティザー画像はオンラインイベントで開催される製品のカラーラインナップを示していることがほとんどです。
実際にiPhone XSが発表された際には新色ゴールドを示唆する金色のApple Parkがロゴが使用され、iPhone 11が発表された昨年はカラフルなラインナップを示唆する5色を使ったAppleロゴが使用されました。
今年は青色のApple Watchが発表されたオンラインイベントでは青色のAppleロゴが使用され、iPhone 12シリーズが発表された先月のイベントではパシフィックブルーの背景が使用されています。
今回のディザー画像は発表が噂されている新型Macのカラーに合わせたものかもしれません。
3機種の新型Mac
Appleは今夏のWWDCにて年内の発表を予告していた「Appleシリコン」搭載の新型Macを発表する可能性が非常に高く、これまでの噂では13インチのMacBook Airと16インチのMacBook Proが登場するようです。
AppleはiMacやMac Proといったデスクトップ型のAppleシリコンモデルも開発しているようですが発売は2022年以降になると報じられています。
Appleシリコンとは?
AppleシリコンはiPhone、iPad、Apple Watchなどで開発した独自チップで得たノウハウを活用したARMベースの新型チップです。
低消費電力と高いパフォーマンスを実現するほか、共通プロセッサによってiPhone、iPad、Mac間でコードの共通化が可能になり、MacでiOSアプリを動作することもできることが大きな特徴です。
チップセットの移行期間は2年が見込まれていて、現行モデルと同じインテル版の新型Macの発売やサポートの継続も発表されています。今回のイベントで発表される新型Macは注文時にチップセットを選べる形式になるかもしれません。
「One more thing.」は?
「One more thing.」(もう一つあります。)は、Appleがとっておきの新製品を発表する際に使用されるワードです。
過去10年間で7回使用されてiPhone 4/FaceTime、Apple TV、MacBook Air、iTunes Match、Apple Watch、Apple Music、最後のiPhone Xが発表されました。
イベントタイトルの「One more thing.」が何を示すのかはわかりません。秋に3回のイベントを発表する事が異例のため、もう1つのイベント(3回目)ということで使用されているのかもしれませんし、隠し玉があるのかもしれません。
隠し玉と考えられるのはAppleが開発中と噂されている紛失防止タグの「AirTag」やAppleブランド初のオーバーイヤーヘッドフォン「AirPods Studio」の可能性がありますが、AirTagについては新型Macとの関連性がないため今回のイベントでは発表されないという見方もされています。One more thing.として登場するのが何なのか、何も登場しないのかも注目です。
ちなみに、Appleは2017年に発表した「iPhone X」を最後にOne more thingを使っておらず、スイスの時計メーカーSwatchに商標を取られていたことが関係しているのではないかと報じられていました。
今回はユーザやメディア向けに送られた招待状やYouTubeのサムネイルに使用されているもののAppleの公式サイトでは使用されていません。こういった使用制限についても商標問題が関係しているのかもしれません。
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