8月14日、Appleが今年秋に正式配信を予定している「iOS 12」に含まれる新機能「グループFaceTime」のリリース時期を秋後半に延期することを明らかにした。
最大32人でビデオ通話できる「グループFaceTime」がリリース延期に
Appleは日本時間8月14日、開発者向けに最新版の「iOS 12 beta7」と「macOS Mojave 10.14 beta 7」をリリースしたが、同バージョンから「グループFaceTime」を削除した。
「グループFaceTime」は、最大32人がビデオ通話に参加できる「iOS 12」の新機能だ。自分の顔にアニ文字やミー文字、フィルタを適用することもできるため、顔出しが恥ずかしいシャイな人も気軽にグループFaceTimeに参加できる。
グループ通話の参加人数によって変化するインターフェースも大きな特徴。4人以上ではタイル状に参加者が表示され、言葉を発すると大きめのタイルに変更される。なお、参加者が5人以上いる場合は画面下に並び、言葉を発すると画面上に昇格する仕組み。リーダーなど発言が気になる人がいる場合は、タイルをダブルタップして固定表示もできる。
リリースノートによれば、初期段階のiOS 12での配信を見送り、秋後半に配信する予定とのこと。Appleは遅延の原因を明らかにしていないが、特定のiPhoneやiPadで「カメラエフェクト」が利用できない不具合が発生しているようだ。
例年どおりであれば「iOS 12」は9月にリリースされるが、同バージョンの目玉機能とされていた「グループFaceTime」は、「iOS 12.1」など10月以降に登場するバージョンで追加されることになりそうだ。自分のアバターを表情で操作できる「ミー文字」を最大限に活用できる機能はひとまずお預けになる。
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