数週間以内に正式配信される「iOS 12」では、すべてのデバイスにおいてパフォーマンスが大幅に改善され、音声アシスタント「Siri」には便利なショートカット機能が追加される。
さらに、Appleがまだ発表していないSiriの音声操作機能が追加・改善されることが明らかにされた。
「Hey Siri 懐中電灯をつけて」
音声アシスタントの「Siri」を利用すると、特定のアプリや機能を音声で起動することができるが、一部の機能は制限されているそのひとつが真っ暗な室内や災害時に役立つ懐中電灯の機能だ。
これに不満を持ったPaul Alvarado(@Robogeek)は、TwitterでApple公式サポートアカウントやティム・クックやフィル・シラー、エディ・キュー宛に「なぜSiriでiPhoneの懐中電灯をオン/オフできないの?」とメッセージを送信。
このツイートに反応したのがマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー。iOS 12では音声操作による懐中電灯のオン/オフが可能になることを同ユーザーに返信。
iOS 12 “Turn on flashlight” pic.twitter.com/FtAjdwrOG2
— Philip Schiller (@pschiller) 2018年8月22日
実際にベータ版の「iOS 12」をインストールしたiPhoneに“Hey Siri 懐中電灯/フラッシュライトをつけて”と話しかけると懐中電灯がオンになった。これまでは、まずスリープを解除してからコントロールセンターを表示して懐中電灯のボタンをタップする必要があった(iPhone Xではロック画面に表示される懐中電灯ボタンを深くプレスすると操作できる)が、これからは画面を点灯しなくてもSiriによる音声操作でカンタンに懐中電灯を利用可能になる。
なお、懐中電灯は明るさも調節できるが、Siriに「懐中電灯の明るさを落として/明るくして」と依頼すると、画面の明るさ調整になってしまった。
数週間後にリリースされる「iOS 12」では、自分の顔をアニ文字にできる「ミー文字」や脱スマホ中毒に役立つ「スクリーンタイム」といった新機能も多数追加される。現在、iOS 11を利用できるデバイスはすべて「iOS 12」にアップデート可能だ。
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