Appleが2018年秋に公開予定の「iOS 12」でウェブサイトや画像、動画などをiPhone/iPad/Mac間で共有できる「AirDrop」に新機能が追加されることがわかった。
友人や家族にパスワードを共有するための新機能
9to5MacとRedditに投稿された情報によると、「iOS 12」と「macOS Mojave 10.14」にアップデートしたiPhone・iPadとMac間でAirDropを使ったパスワード共有が可能になるようだ。
使い方は少し複雑で手間がかかる。設定画面から「パスワードとアカウント」→「WebサイトとAppのパスワード」に進んで共有したいウェブサイトを選択して「ユーザー名」または「パスワード」の項目を長タップ。メニューから「AirDrop」をタップして共有したいiPhone/iPad/Macを選択するとパスワードが直接入力される。
動作が確認されているのはSafariのみ。Chromeや他のブラウザでも同じように動作するかはわからない。共有できるユーザー名やパスワードはiCloudキーチェーンに保存されているものに限定されるようだ。
AirDropによるパスワード共有の使い道はそこまで多くないかもしれない。共有するデータ元がiCloudキーチェーンになっていることから自分が所有しているiPhoneからMacやiPadにパスワードを共有するためのものではなく、家族や友だちにパスワードを共有するための機能になる。ファミリーアカウントやチームアカウントのように1つのアカウントを家族で使い回すようなサービスにログインする場合に役に立つかもしれない。
コメントを残す