今秋発売が予想される新型iPhone(仮称:iPhone 12)は、5Gに対応するようだが、“フル5G”対応モデルの発売日は10月以降に遅れる可能性があるとMing-Chi Kuoがレポートした。
5Gには、広範囲に電波が届く“Sub6”と超高速なデータ通信を実現する“ミリ波”の2種類が存在しており、iPhone 12シリーズの一部機種は両方の5Gに対応すると報じられている。
発売遅れの原因は複雑なアンテナ設計か
これまでの噂によればiPhone 12シリーズは、Sub6のみ対応した通常モデル2機種とSub6とミリ波に対応した上位モデルの2機種――合計4機種ラインナップになる可能性が高い。
Kuoの最新レポートによれば、5.4インチと6.1インチの通常モデルは9月に量産がスタートするものの、6.7インチの上位モデルは複雑な設計が原因で量産開始が10月まで遅れる可能性があるとのこと。当然ながら発売日は量産開始後に設定されるため、10月以降の発売になる。
具体的にはミリ波のアンテナパッケージ設計が4月上旬に変更されたことや新型コロナウイルスの影響で試験場が閉鎖されていることが原因とのこと。
ここ数年は例年9月に新型iPhoneが発売されているが、11月3日発売の「iPhone X」や10月26日発売の「iPhone XR」といった数少ない例外もある。iPhone 12シリーズのうち“フル5G”モデルはこの例外に加わるかもしれない。
なお、5Gがスタートしたばかりの日本では対応エリアが非常に狭く、auは5Gが4Gのように使えるのは2022年度末ごろとしている。
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