Appleは今年3月に低価格なiPhone SE2またはiPhone 9とされる新型iPhoneを発売するようだが、秋には「iPhone 12」シリーズの発売も控えている。
フラグシップモデルには、超短距離で高速通信が可能なWi-Fiの新規格に対応する可能性があるようだ。
iPhone12、20Gbpsの短距離・高速通信に対応
Macお宝鑑定団Blogが詳しい情報筋の話をもとにiPhone 12が超近距離無線LAN規格「IEEE 802.11ay」に対応する可能性があると報じた。
802.11ayは、60GHz帯を使用することで20Gbpsの超高速通信を実現する規格(2020年中に最終仕様が決定する予定)。非常に高い周波数帯を使用するため、電波は直進性が高く回り込みができない。数十メートルの範囲でのみ超高速通信が可能で、壁を超えた通信も困難とされている。
こういった特性から使用される場面は屋内でにおいて、デバイス間の転送スピードを大幅にアップさせることが想定されている。最初に思い浮かんだのはAirDropの超高速化だ。
iPhoneで撮影した写真や動画は年々容量が大きくなっていて、複数のデータをAirDropで一気に送ると遅いと感じることがある。
ただ、Macお宝鑑定団Blogはデバイス間のデータ転送以外にも多方面で使用される可能性があると伝えている。
「iPhone 11」の後継機も登場?
iPhone 12シリーズはすべてのモデルが有機ELディスプレイを搭載すると報じられていたが、1機種だけ液晶ディスプレイを搭載する可能性があるようだ。iPhone 11の販売が好調であることを考えれば後継機の発売は妥当だろう。
液晶ディスプレイを搭載するiPhoneの画面サイズは不明だが、iPhone 12は上位と下位モデル2機種ずつのラインナップと噂されており、低価格な下位モデル2機種のどちらかになることが予想される。
下位モデルは5.4インチと6.1インチの2機種が用意されるようだが、6.1インチは上位モデルにも存在することから、6.1インチのうち1つが液晶ディスプレイを搭載するのではないだろうか?
- 上位モデル
- 5.4インチ: 有機ELディスプレイ
- 6.1インチ: 有機ELディスプレイ
- 下位モデル
- 6.1インチ: : 液晶ディスプレイ?
- 6.7インチ: : 有機ELディスプレイ
紛失防止タグ「AirTag」は完全防水に
2020年中に発売が噂されている紛失防止タグ「AirTag」の情報もある。「AirTag」は完全防水になるそうだ。また、バッテリーを搭載することで使い捨てではなく繰り返し使えるという。
AirTagの充電にはApple Watchのマグネット式充電に似た方式が採用されるとのこと。
もし独自の充電方式/充電器となったとしても一般的な紛失防止タグは1年に1回の電池交換で済むため、AirTagにおいても頻繁に充電する必要はなく、わずらわしさはなさそうだ。