iPhone 13シリーズの在庫不足が落ち着くに連れて2022年発売の新型iPhone(仮称:iPhone 14)に関する報道が増えつつあります。
Appleの未発表製品について信頼性の高いアナリストMing-Chi Kuoは、iPhone 14には48メガピクセルの広角レンズが搭載されるものの、遠くの被写体をより綺麗に撮影できるペリスコープレンズについては2023年のiPhone 15にお預けになるとレポートしています。
暗所でも明るくノイズの少ない写真撮影が可能に
最も撮影機会の多いiPhoneの広角カメラは、2015年に発売されたiPhone 6s|6s Plusで8メガピクセルから12メガピクセルにスペックアップしてからまったく変わっていません。
遠い昔にカメラのスペックを画素数だけで語る時代は終わりましたが、ソフトウェア処理によってカメラの画質を引き上げるコンピテーショナルフォトグラフィの向上によって再び画素数に注目が集まっています。
Kuoによれば、iPhone 14シリーズのProモデルには48メガピクセルのカメラが搭載され、8Kビデオの撮影が可能になるとのこと。
カメラの画素数が4倍にアップすることのメリットは大画面で写真を確認した時でも荒さが目立たないという点が1つ。もう1つは暗い撮影シーンにおいて4つのピクセルを1つの大きなピクセルとして扱うことで、ノイズの少ない明るい写真を撮影できます。このピクセルビニングはSamsungのイメージセンサーに採用されていて、Googleが今年発売したPixel 6|6 Proやシャオミのスマートフォンにも搭載されています。
動画も4Kから8Kに高解像度化されることで、動画の一部を切り抜いたり、拡大した時でも荒さが目立たなくなり、Appleが来年発売する8Kディスプレイを搭載したAR/VRヘッドセットにおいても8K動画が役に立ちそうです。
以前、Kuoは遠くの被写体をキレイに撮影できる望遠レンズについては、ペリスコープレンズが採用されるとレポートしていましたが、最新のレポートでは2023年に延期されると伝えています。
ペリスコープレンズはズーム撮影の性能を大幅に向上するもので、AppleのiPhone 13 Pro|13 Pro Maxでは、光学3倍ズームと最大10倍ズームが限界ですが、ペリスコープレンズをすでに採用しているSamsungやGoogle、HUAWEIのスマートフォンでは、光学5倍、10倍ズームや10倍のロスレスズーム、月まで撮れる最大100倍ズームも実現しています。
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