2022年秋発売が予想される新型iPhone(仮称:iPhone 14)は、ついにノッチが廃止されて新たにパンチホール+ピルが導入され、新たに大画面で買いやすい価格のiPhone 14 Plusを追加した4機種のラインナップになると噂されています。
この記事では、iPhone 14がいつ発売されるのか、特徴や価格、デザインなど気になる噂と最新情報をまとめています。正式発表までに都度、情報や内容は変わるため、随時アップデートします。
目次
- 1分でわかるiPhone 14の噂まとめ
- iPhone 14の特徴
- 発表日と発売日
- デザインと大きさ
- ディスプレイ
- マスク対応の顔認証
- カメラ
- 3nmプロセスのA16チップと6GBメモリ
- 電池持ちと30Wの急速充電
- 衛星通信・Wi-Fi 6E
- SIMカード廃止
- 販売価格・ストレージ
- スペックまとめ
- iPhone 14の最新情報
1分でわかるiPhone 14の噂まとめ
FRONT PAGE TECH
- miniが廃止された4機種のラインナップ
- iPhone 14
- 大画面で安い新モデルのiPhone 14 Plusが追加
- iPhone 14 Pro
- iPhone 14 Pro Max
- デザイン・見た目に大きな変化はなく、iPhone 13シリーズのデザインを継承
- Proモデルはノッチから新しいパンチホール+ピルに変更
- 全機種リフレッシュレート120Hzに対応の噂も
- Lightning端子は継続
iPhone 14の特徴
FRONT PAGE TECH
2021年に発売されたiPhone 13シリーズは全4機種のラインナップで登場しました。
しかし、小さい画面サイズや小容量のバッテリーによる電池持ちの短さなど、近年利用が急増しているゲームや動画視聴のニーズに合わないことから片手で快適に操作できるminiモデルは廃止になる可能性が非常に高いようです。
miniモデルの廃止が噂される一方で大画面と大容量のバッテリーを搭載したPlusモデルの追加が報じられています。
大画面の需要は6.7インチのディスプレイを搭載するPro Maxモデルに集中していますが約15万円とかなり高額。そこでAppleは価格を抑えた大画面のiPhone 14 Plusの追加を検討しているようです。
噂どおりminiが廃止されてPlusが追加されれば、iPhone 14シリーズは6.1インチのiPhone 14とiPhone 14 Pro、6.7インチのiPhone 14 PlusとiPhone 14 Pro Maxの4機種になります。
発表日と発売日
Appleが日本時間9月8日(木)午前2時からスペシャルイベント『far out.』を開催すると発表しました。このイベントでiPhone 14シリーズの発表が確実視されています。
例年どおりであれば、イベント開催週の翌金曜日に予約受付がスタートし、翌週の金曜日が発売日になります。つまり、9月9日(金)に予約受付がスタートし、9月16日(金)に発売されるでしょう。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大以降、iPhoneのイベントはオンラインで開催されていたものの、WWDC2022では現地にメディアや記者を呼び、新型MacBookを発表して実機に触れる機会がありました。iPhone 14シリーズが発表されるスペシャルイベントも同様の開催になることが予想されます。
機種名 | 発表日 | 予約開始日 | 発売日 |
---|---|---|---|
iPhone | 2007年1月9日(火) | 予約なし | 2007年6月29日(金) |
iPhone 3G | 2008年6月10日(火) | 予約なし | 2008年7月11日(金) |
iPhone 3GS | 2009年6月9日(火) | 2009年6月18日(木) | 2009年6月19日(金) |
iPhone 4 | 2010年6月8日(火) | 2010年6月15日(火) | 2010年6月24日(木) |
iPhone 4s | 2011年10月5日(水) | 2011年10月7日(金) | 2011年10月14日(木) |
iPhone 5 | 2012年9月13日(木) | 2012年9月14日(金) | 2012年9月21日(金) |
iPhone 5s | 5c | 2013年9月11日(木) | 予約なし | 2013年9月20日(金) |
iPhone 6 | 2014年9月10日(木) | 2014年9月12日(金) | 2014年9月19日(金) |
iPhone 6s | 2015年9月10日(木) | 2015年9月12日(土) | 2015年9月25日(金) |
iPhone SE | 2016年3月22日(火) | 2016年3月24日(木) | 2016年3月31日(木) |
iPhone 7 | Plus | 2016年9月8日(木) | 2016年9月9日(金) | 2016年9月16日(金) |
iPhone 8 | Plus | 2017年9月13日(水) | 2017年9月15日(金) | 2017年9月22日(金) |
iPhone X | 2017年9月13日(水) | 2017年10月27日(金) | 2017年11月3日(金) |
iPhone XS | Max | 2018年9月13日(木) | 2018年9月14日(金) | 2018年9月21日(金) |
iPhone XR | 2018年9月13日(木) | 2018年10月19日(金) | 2018年10月26日(金) |
iPhone 11 | 2019年9月11日(水) | 2019年9月13日(金) | 2019年9月20日(金) |
iPhone 11 Pro | Pro Max | 2019年9月11日(水) | 2019年9月13日(金) | 2019年9月20日(金) |
iPhone SE (第2世代) | 2020年4月16日(水) | 2020年4月17日(金) | 2020年4月24日(金) |
iPhone 12 | Pro | 2020年10月14日(水) | 2020年10月16日(金) | 2020年10月23日(金) |
iPhone 12 mini | 2020年10月14日(水) | 2020年11月6日(金) | 2020年11月13日(金) |
iPhone 12 Pro Max | 2020年10月14日(水) | 2020年11月6日(金) | 2020年11月13日(金) |
iPhone 13 | mini | 2021年9月15日(水) | 2021年9月17日(金) | 2021年9月24日(金) |
iPhone 13 Pro | Pro Max | 2021年9月15日(水) | 2021年9月17日(金) | 2021年9月24日(金) |
iPhone SE (第3世代) | 2022年3月9日(水) | 2022年3月11日(金) | 2022年3月18日(金) |
iPhone 14 | 2022年9月8日(木) | 2022年9月9日(金) | 2022年9月16日(金) |
iPhone 14 Pro | Pro Max | 2022年9月8日(木) | 2022年9月9日(金) | 2022年9月16日(金) |
iPhone 14 Plus | 2022年9月8日(木) | 2022年9月9日(金) | 2022年10月7日(金) |
iPhone 15 | Plus | 2023年9月13日(水) | 2023年9月15日(金) | 2023年9月22日(金) |
iPhone 15 Pro | Pro Max | 2023年9月13日(水) | 2023年9月15日(金) | 2023年9月22日(金) |
デザインと大きさ
当初、iPhone 14シリーズのデザインは、iPhone史上最も高く評価された「iPhone 4」のような見た目に“完全刷新”されると報じられていました。
最も大きな見た目の変化はボディの厚みが増すことでフルフラットになる背面パネルで、カメラの出っ張りがついに廃止されることで見た目の改善はもちろん、机に置いて操作する時に気になるガタつきも解消されます。
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が、しかし最新の情報ではフルフラットにはならず、むしろカメラの突起が増加すると報じられています。最近になって中国のWeiboに投稿されたiPhone 14シリーズの金型もボディからカメラのレンズが大きく飛び出していることから、デザインは大きく変わらないと思っていた方が良さそうです。
iPhone 14 Proはパンチホール+ピルの新デザインに
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2022年3月に入ってiPhone 14のCADデータが続々と流出し、見た目がiPhone 13シリーズとほぼ同じであることが判明。iPhone 4に似ているといった噂とは大きく異なっています。
最大の変化は前面です。iPhone 14|14 Plusは、iPhone 13シリーズで20%小型化されたノッチを継続しますが、iPhone 14 Pro|14 Proは、まったく新しい横長の円と正円が横並びの新しいパンチホール+ピルが搭載されるようです。
ピル形状の横長の円は、フロントカメラと赤外線カメラをまとめたもの。横に並ぶパンチホール形状の正円は、顔認証Face IDに必要なドットプロジェクターと報じられています。
2つの丸い円とその周囲をソフトウェアによって黒く塗りつぶすことで、画面点灯時は1つに繋がった横長の円に見えるそうです。
黒く塗りつぶした部分には、これまでノッチに表示されていたカメラやマイクを使用中であることを示す緑やオレンジのドットが移動し、カメラアプリでは画面上部に表示しているフラッシュライトなどのコントロールボタンを表示するなどの機能性を持たせることも計画されています。
なお、パンチホールはSamsungの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」に採用されたアンダーディスプレイカメラによって、使用時以外は見えなくなることも検討されていますが、2022年には間に合わない可能性が高そうです。
大きさ判明。iPhone 14 Proは丸みが強くなる
大量に流出したCADデータによって、iPhone 14シリーズの大きさも判明しています。
iPhone 14 Proの大きさは147.46 x 71.45 x 7.85mm、iPhone 14 Pro Maxは160.7 x 77.58 x 7.85mmとのこと。
どちらもiPhone 13 Pro|13 Pro Maxから大きく変わっていませんが、噂されていたiPhone 4のようなフルフラットは実現せず、それどころかカメラの厚みが0.57mmアップし、本体の厚さも0.2mmアップ。カメラの面積も1.1倍も大きくなるようです。
iPhone 14 Pro|14 Pro Maxについては、形状の変化が報じられています。
iPhone 13 Pro|Pro Maxはカメラユニットとレンズ、メタルフレームのカーブが一致していないことから、Appleらしくない奇妙なデザインと指摘されていて、iPhone 14 Pro|14 Pro Maxではカーブが一致するように形状が変化する可能性があるようです。
変化するのはフレームのカーブで、カメラユニットとレンズに合わせるようにカーブを強めると報じられています。
チタニウム素材のフレームを新たに採用?新色パープル追加か
現行のiPhoneには、通常モデルにアルミニウムとProモデルにステンレススチールが使用されていますが、iPhone 14シリーズでは、よりキズがつきにくく強度の高い耐腐食性にも優れたチタニウム素材が使用されるかもしれません。
ほかにもフレームに配置される音量ボタンは縦長の形状から丸い形状に変更され、メッシュが張られたスピーカーやAppleロゴをガラス内に埋め込んだガラスパネルなど、まさにiPhone 4と同じデザイン要素の導入が検討されているそうですが、前述したとおり最新の情報ではiPhone 4のようなデザインは否定されています。
依然として変更して欲しいとの声が強いLightningについては、EUがUSB-Cの標準化に動く一方で、今年はLightningの搭載を継続します。
カラーは、iPhone 14|14 Plusがブラック、ホワイト、ブルー、レッド、パープルの5色を用意。iPhone 14 Pro|14 Pro Maxは、グラファイト(ミッドナイト)、ゴールド(スターライト)、シルバー、パープルの4色から選べるようです。
ディスプレイ
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現在のiPhoneは、5.4インチ/6.1インチ/6.7インチの3種類から画面サイズを選べますが、iPhone 14シリーズでは販売不振や生産停止が噂されていた5.4インチのminiモデルが廃止されます。
スマートフォンでの動画視聴やゲームの利用が増えているなかで、大画面のスマートフォンに人気が集中し、画面サイズの小さいコンパクトモデルは選ばれにくいことが販売不振の原因です。
5.4インチのminiモデルが廃止される代わりに6.7インチの大きな画面サイズを備えながら買いやすい価格のiPhone 14 Plusの追加が検討されています。これによりiPhone 14シリーズで選べる画面サイズは、6.1インチと6.7インチの2種類になるようです。
ディスプレイに関しては、パンチホール+ピルデザイン以外に大きな変化はないものの、ベゼルが20%も薄くなるようです。iPhone 13シリーズはGalaxy S22に比べてベゼルが明らかに厚いため、嬉しいアップデートです。
ベゼルの廃止やパンチホール+ピルデザインへの変更によって画面サイズはわずかに変化するようです。
- iPhone 13 Pro:6.06インチ
- iPhone 14 Pro:6.12インチ
- iPhone 13 Pro:6.68インチ
- iPhone 14 Pro:6.69インチ
iPhone 13 Pro|13 Pro Maxで初めて導入されたアダプティブリフレッシュディスプレイは、電池消費をケアしながら、なめらかな映像を表現できる10-120Hzの可変式リフレッシュレートでiPhone 14 Pro|14 Pro Maxでも採用を継続します。
通常モデルのリフレッシュレートに関しては、まとまった噂がなくiPhone 14は60Hzで決定し、iPhone 14 Plusは製造品質次第と噂される一方で、全機種アダプティブリフレッシュディスプレイを搭載するとの噂もあります。
Proモデルは常時表示ディスプレイに対応
iPhone 14 Pro|14 Pro Maxは、ようやく常時表示ディスプレイに対応するようです。
これはAndroidスマートフォンでは定番かつ人気の機能で、常に画面を表示状態にすることで、机からiPhoneを持ち上げることなく、画面をタップすることなく、サイドキーを押すこともなく、iPhoneに目をやるだけで時間など各種情報を確認できる便利な機能です。
AppleはiOS 16にてロック画面を一から作り直すため、常時表示ディスプレイが導入されても不思議ではありません。しかしながら、この機能はiPhone 14 Pro|14 Pro Maxの2機種に限定されるとのこと。
同機能はバッテリーを大量に消費するため、Appleは最小リフレッシュレートを現行機種の10Hzから1Hzに改善し、電池持ちを向上させるディスプレイを最新のProモデル2機種に搭載するようです。このため、2機種以外では常時表示ディスプレイを利用できないと噂されています。
常時表示ディスプレイでは、日付や時間のほかに通知アイコンが確認できるでしょう。そして、iOS 16で導入される天気やカレンダー、株価、アクティビティ、そしてバッテリー残量といった新機能のウィジェットも表示できるようです。
マスク対応の顔認証
iPhone 13があされた直後に「Touch ID」や「指紋認証」がTwitterのトレンドにあがるなど、マスクが日常生活に欠かせないなかで多くの人が指紋認証の復活を期待しています。
Appleもディスプレイ指紋認証の搭載を検討しているようですが、多数の実績があるアナリストMing-Chi Kuoは搭載予定時期が2023年に延期されたと報じています。
Appleの未発表製品に関して最も高い精度を誇るBloombergのMark Gurmanによれば、今後もiPhone 14シリーズのような上位モデルには顔認証「Face ID」が搭載され、AppleはFace IDの画面内蔵化を長期的な目標としているとレポートしていました。
つまり、ディスプレイ指紋認証の開発が進んでいるものの、iPhone SEのような下位モデルへの搭載を検討していて、iPhone 14のような上位モデルにはディスプレイ顔認証の搭載を考えているのかもしれません。
いずれにしても2022年3月15日に配信がスタートしたiOS 15.4で、顔認証Face IDがついにマスクに対応したことから指紋認証Touch IDの搭載を求める声はなくなるでしょう。
カメラ
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現在のiPhoneには、12メガピクセルのレンズが搭載されています。iPhone 14|14 Plusは同じカメラを継続搭載するものの、上位モデルのiPhone 14 Pro|14 Pro Maxには、超高精細の48メガピクセルのレンズが搭載されるようです。
高精細化されたレンズは4つのピクセルを1つに統合するピクセルビニング技術により、ピクセルサイズがデジカメクラスの2.5μmまで大型化。暗い場所でもノイズの少ないクリアで明るく、ダイナミックレンジの広い写真撮影が可能になります。動画は8K撮影に初めて対応するようです。
なお、超広角レンズと望遠レンズは現行モデルと同じ12メガピクセルのセンサーを搭載します。
ズーム撮影が得意な望遠レンズは屈折を利用することでコンパクトながら、より遠くの被写体を劣化なく撮影できるペリスコープ型のレンズが少なくとも1つのモデルに搭載されると報じられています。
すでにSamsungやHUAWEI、Googleといったメーカーがペリスコープ型のレンズを採用し、光学5倍〜10倍ズームや10倍のロスレスズーム、最大100倍ズームを実現しています。現在のiPhone 13 Pro|13 Pro Maxは光学3倍ズームと最大10倍ズームが限界のため、ズーム性能が大幅に向上するかもしれません。
フロントカメラも性能改善。自撮りも綺麗に
フロントカメラはiPhone初のオートフォーカスに対応することで、ピンボケすることなく自撮りが可能に。写真や動画などカメラだけでなく、FaceTimeやZoomを使ったビデオ通話、オンライン会議、インスタグラムやYouTubeなどのライブ配信でもオートフォーカスが役に立ちそうです。
さらに、5層レンズが6層になることで、より多くの光を集めて明るい自撮りが可能に。絞り値はƒ/2.2からƒ/1.9に改善されることで、暗い室内や夜景でも明るくノイズの少ない撮影できます。写真のポートレートモードや動画のシネマティックモードによる背景のぼかしも、より綺麗になるはず。
3nmプロセスのA16チップと6GBメモリ
iPhone 14シリーズには、3nmまたは4nm、そして現行のA15チップと同じ5nmプロセスと様々な噂が報じられている最新のA16チップが搭載されるようです。
3nmプロセスのチップは演算性能が10〜15%向上し、消費電力が25〜30%改善。4nmプロセスのチップでもチップを小型化するダイシュリンクによって、消費電力や発熱を抑えてパフォーマンスが向上します。
しかし発表間近の今は、iPhone 14 Pro|14 Pro Maxといった上位モデルのみにA16チップが搭載され、下位モデルのiPhone 14|14 Plusには、前作と同じA15 Bionicチップが搭載されると報じられています。
メモリについては、4機種すべて6GBと報じられており、iPhone 14 Pro|14 Pro Maxの上位2機種には、高速なパフォーマンスと低消費電力を実現するLPDDR5のメモリが搭載されるかもしれません。
ほかにもiPhone 14 Pro|14 Pro Maxの上位2機種には8GBが搭載されるとの噂があります。
電池持ちと30Wの急速充電
信憑性の低いBaiduの投稿によれば、iPhone 14は3,279mAh、iPhone 14 Plusは4,325mAh、iPhone 14 Pro は3,200mAh、iPhone 14 Pro Maxは4,323mAhのバッテリーを搭載するようです。
iPhone 14 Pro Maxを除いて、すべて前世代からバッテリー容量が増加していて、初投入されるiPhone 14 Plusはシリーズ最大のバッテリー容量になります。
EUのUSB-C標準化の動きに合わせて2023年発売のiPhone 15でLightningを廃止。USB-Cに移行するという噂もあるなか、今年発売のiPhone 14にて30Wの高速充電に対応する可能性が報じられています。
現行のiPhoneの高速充電は30分で最大50%まで高速充電が可能。最も大きなバッテリーを搭載したiPhone 13 Pro Maxも含めて2時間足らずでフル充電できます。30W出力の高速充電によって充電スピードが増加するのか、バッテリーの大容量化に合わせて維持するだけなのかはわかりません。
バッテリー容量 | |||
---|---|---|---|
iPhone 13 mini | 2,406 mAh | ー | ー |
iPhone 13 | 3,227 mAh | iPhone 14 | 3,279 mAh |
ー | ー | iPhone 14 Plus | 4,325 mAh |
iPhone 13 Pro | 3,095 mAh | iPhone 14 Pro | 3,200 mAh |
iPhone 13 Pro Max | 4,352 mAh | iPhone 14 Pro Max | 4,323 mAh |
衛星通信・Wi-Fi 6E
iPhone 14シリーズが衛星通信に対応すると報じられています。
衛星通信は山間部や離島など地上に基地局を建設できないエリアでも通信を可能にするもの。
Appleの発表を見越したかのように急いで新サービスを発表したSpaceXとT-Mobileは、既存のスマホを直接人工衛星と繋いで、SMSやMMSによるテキストメッセージ、2社と協力するメッセージングアプリを圏外エリアでも利用できる計画を先出しし、2023年末までに一部地域でベータ版を開始する予定です。
2社は既存のスマートフォンが人工衛星と通信できるために必要な先進的なアンテナを新しい人工衛星に搭載して、新しいロケットで打ち上げる必要がありますが、Appleは人工衛星に対応するモデムをiPhone 14シリーズに搭載することで、既存の衛星通信サービスを使って衛星通信に対応すると見られています。
具体的にはユーザーが宛先に緊急SOSと入力するだけで緊急連絡先に通報できるほか、交通事故やトラブルに遭遇した場合は、事故の具体的な状況や位置情報、ユーザーの年齢・病歴、服用している薬などメディカルIDを報告できると報じられています。
Appleが提携するパートナーにはさまざまな噂がありますが、現時点で最も可能性が高いのはGlobalstarのようです。
なお、人工衛星を介した通信サービスは信速度が貧弱なので、SMSによるテキストメッセージのみ利用可能。音声通話やデータ通信は利用できないと見られています。
AppleはiPhone 14の発表が確実視されるスペシャルイベントのタイトルを『Far out.』に決定し、ティザー画像で宇宙のような描写をしています。Appleは毎回スペシャルイベントのティザー画像に直接的な意味合いを持たせているため、今回は宇宙空間にある人工衛星を使った新機能の発表を示唆しているとしてもおかしくありません。
同じ通信関係では、Wi-Fi 6の機能および性能を6GHz帯に拡張したWi-Fi 6Eに対応すると報じられています。これまでは2.4GHzおよび5GHzのWi-Fiを利用できましたが、より高い周波数帯による高速通信や低遅延、電波干渉の低減が見込めます。当然ながらWi-Fi 6E対応のルーターが必要です。
SIMカード廃止
2018年発売のiPhone XS|XS Max|XRからeSIMに対応し、2021年発売のiPhone 13シリーズでeSIMのデュアルSIMにも対応したことで、1台で2つの電話番号や料金プランの使い分けができます。
また、大規模通信障害が発生した場合は回線を切り替えて通信障害を回避することも可能な便利な機能です。
Appleが米国のキャリアに対して、2022年9月までにeSIM専用デバイスの発売に備えるよう案内を出したことをきっかけに、iPhone 14シリーズでは物理SIMカードが廃止されてeSIM専用のデバイスになると噂されています。
今年日本でも大手3社がeSIMの提供を開始したことを考えれば、日本で発売されるiPhone 14シリーズがeSIM専用機になっても不思議ではありません。
ただし、eSIMは再発行の時間が限られるなど、物理的なSIMカードと同じように扱うことはできず、削除するタイミングを間違うと使用できなくなってしまうことから特に初期設定のハードルが高くなっています。物理的なSIMカードからの切り替えは大混乱する可能性も高いでしょう。
販売価格・ストレージ
iPhone 13シリーズでは、通常モデルが128GB/256GB/512GBの3種類。Proモデルが128GB/256GB/512GB/1TBの4種類が用意されていました。
発売直後の販売価格はiPhone 13 miniが86,800円〜、iPhone 13が98,800円〜、iPhone 13 Proが122,800円〜、iPhone 13 Pro maxが134,800円〜に設定されていましたが、日本時間2022年7月1日の価格改定によって、iPhone 13 miniが99,800円〜、iPhone 13が117,800円〜、iPhone 13 Proが144,800円〜、iPhone 13 Pro maxが159,800円〜に値上げされています。
iPhone 14シリーズの販売価格も値上げ後の価格がベースになるでしょう。
最も安いminiモデルが廃止になるため、全機種10万円を超える可能性が非常に高いと予想します。新たに追加される注目のMaxモデルは最低価格が12万円〜14万円に設定されるでしょう。
最新情報によれば、iPhone 14 ProとiPhone 14 Pro Maxは値上げされる可能性があるとのこと。iPhone 13 Proの最低価格は144,800円のため、値上げされる場合は15万円を超えそうです。
ストレージについては、Proモデルの最低容量が128GBから256GBに引き上げられ、2TBが追加されるという懐疑的な噂もあります。最低容量の引き上げによって、Appleは値上げに対する不満の声を和らげることができそうです。
容量 | iPhone 13 mini | iPhone 13 | iPhone 13 Pro | iPhone 13 Pro Max |
---|---|---|---|---|
128GB | ¥99,800 | ¥117,800 | ¥144,800 | ¥159,800 |
256GB | ¥114,800 | ¥132,800 | ¥159,800 | ¥174,800 |
512GB | ¥144,800 | ¥162,800 | ¥189,800 | ¥204,800 |
1TB | ー | ー | ¥219,800 | ¥234,800 |
スペックまとめ
iPhone 14 | iPhone 14 Plus | iPhone 14 Pro | iPhone 14 Pro Max | |
---|---|---|---|---|
デザイン | ||||
ディスプレイ | イエローブルーパープルミッドナイトスターライト(PRODUCT) RED | イエローブルーパープルミッドナイトスターライト(PRODUCT) RED | ディープパープルゴールドシルバースペースブラック | ディープパープルゴールドシルバースペースブラック |
サイズ | ? x ? x ? mm | ? x ? x ? mm | 147.46 x 71.45 x 7.85 mm | 160.7 x 77.58 x 7.85 mm |
重さ | ? g | ? g | ? g | ? g |
ディスプレイ | 6.1インチ Super Retina XDRディスプレイ(有機EL) リフレッシュレート60Hz or 120Hz ノッチ |
6.7インチ Super Retina XDRディスプレイ(有機EL) リフレッシュレート60Hz or 120Hz ノッチ |
6.1インチ Super Retina XDRディスプレイ(有機EL) リフレッシュレート1-120Hz パンチホール+ピル 常時表示ディスプレイ |
6.7インチ Super Retina XDRディスプレイ(有機EL) リフレッシュレート1-120Hz パンチホール+ピル 常時表示ディスプレイ |
ストレージ |
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バッテリー容量 | 3,279 mAh | 4,325 mAh | 3,200 mAh | 4,323 mAh |
チップ | A15 Bionic | A16 Bionic | ||
メモリ | 6GB LPDDR4 | 6GB LPDDR4 | 6GB LPDDR5 | 6GB LPDDR5 |
カメラ | 12MP デュアルカメラ (広角+超広角レンズ) |
12MP デュアルカメラ (広角+超広角レンズ) |
48MP + 12MP トリプルカメラ (広角+超広角+望遠レンズ) ピクセルサイズ2.5μm |
48MP + 12MP トリプルカメラ (広角+超広角+ペリスコープレンズ) ピクセルサイズ2.5μm |
LiDARスキャナ | なし | なし | あり | あり |
セキュリティ | 顔認証 | 顔認証 | 顔認証 | 顔認証 |
5G | ミリ波+Sub6 |
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