AppleがiPhone 15の後継機として最新のiPhone 16を発表しました。9月13日(金)から予約受付がスタートします。
今後もiPhone 15の販売は続くため、安いiPhone 15を購入するのか、それとも最新のiPhone 16を選ぶべきか迷っている人も多いと思います。
また、発表されたばかりのiPhone 15がどれだけ進化したのか、どのような違いがあるのか知りたいと感じている方も多いはず。
この記事では、iPhone 16とiPhone 15の違いを徹底比較し、最適なiPhone選びのために役立つ情報を提供します。ぜひ購入の参考にしてください。
「iPhone 16」と「iPhone 15」の違いを比較
iPhone 16 | iPhone 15 | |
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デザイン | ||
素材 |
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サイズ |
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重さ | 170 g | 171 g |
ディスプレイ |
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カメラ |
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フロントカメラ |
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写真機能 |
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動画機能 |
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チップセット |
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メモリ | 8GB | 6GB |
バッテリー |
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ワイヤレス充電 |
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SIM |
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5G | Sub6 | Sub6 |
Wi-Fi |
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Bluetooth | 5.3 | 5.3 |
FeliCa | ◯ | ◯ |
防水・防じん |
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USB | USB-C 2.0(最大480Mbps) | USB-C 2.0(最大480Mbps) |
セキュリティ |
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センサー |
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同梱品 |
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価格と容量
価格はiPhone 16が124,800円から、iPhone 15が112,800円から。価格差は12,000円で、どちらも128GB、256GB、512GBの3つの容量から選べます。
ほとんどの人は128GBで十分ですが、写真や動画をたくさん撮る人は、現在使用しているiPhoneの容量と使用済みの容量を確認して、最適な容量を選びましょう。詳しい手順は以下を参考にしてください。
なお、各キャリアの価格については発表され次第追記します。
- iPhoneの使用済み容量を確認する
- iPhoneの設定画面を起動
- 「一般」に進む
- 「iPhoneストレージ」に進む
- 使用済みの容量とiPhoneの容量を確認する
デザイン・カラー
前面デザインには両機種ともダイナミックアイランドを採用しています。
見た目だけでなく機能性も向上し、例えば、タイマーを開始した後にSafariでレシピを確認している時も、画面上部にタイマーの残り時間が表示されるため、時間を気にしながらレシピをチェックできます。
背面は同じマット仕上げのカラーインフューズドガラスを採用。どちらもエッジ部分がわずかにカーブしていて、より手になじむデザインに改善されています。
カラーはiPhone 16が、ブラック、ホワイト、ピンク、ティール、ウルトラマリンの5色。iPhone 15はブラック、ブルー、グリーン、イエロー、ピンクの5色です。
大きさと重さ
iPhone 16の大きさは147.6 x 71.6 x 7.8 mm、重さは170 gです。
長さ・幅・厚さはすべて同じ。重さは1gだけ軽量化されています。
なお、歴代iPhoneの大きさと重さは以下のとおり。お使いの機種と比較してみてください。
機種名 | 高さ | 幅 | 厚さ | 重さ |
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iPhone 16 | 147.6mm | 71.6mm | 7.80mm | 170 g |
iPhone 15 | 147.6mm | 71.6mm | 7.80mm | 171 g |
iPhone 16 Pro | 149.6mm | 71.5mm | 8.25mm | 199 g |
iPhone 15 Pro | 146.6mm | 70.6mm | 8.25mm | 187 g |
iPhone 14 | 146.7mm | 71.5mm | 7.80mm | 172 g |
iPhone 14 Pro | 147.5mm | 71.5mm | 7.85mm | 206 g |
iPhone 13 | 146.7mm | 71.5mm | 7.65mm | 173 g |
iPhone 13 Pro | 146.7mm | 71.5mm | 7.65mm | 203 g |
iPhone 12 | 146.7mm | 71.5mm | 7.4mm | 162 g |
iPhone 12 Pro | 146.7mm | 71.5mm | 7.4mm | 187 g |
iPhone 11 | 150.9mm | 75.7mm | 8.3mm | 194 g |
iPhone 11 Pro | 144.0mm | 71.4mm | 8.1mm | 188 g |
iPhone XS | 143.6mm | 70.9mm | 7.7mm | 177 g |
ディスプレイ
画面サイズはどちらも同じ6.1インチです。
画面を保護するiPhone 16のセラミックシールドは、iPhone 15に比べて50%も頑丈で、他のどのスマートフォンのガラスよりも2倍頑丈に進化しています。
さらに、寝室などの暗い場所では輝度が1ニトまで下がるため、まぶしさを感じずに時間や通知を確認できます。
カメラ
どちらも広角カメラと超広角カメラで構成されるデュアルカメラを搭載しています。
広角カメラは、高精細な48MPと最適な露出で記録された12MPの2枚を合成して、画質・明るさ・ディテールのバランスが取れた24MPの写真を作り出します。
また、高画素なイメージセンサーの中心部分を切り出すことで、光学2倍相当のズーム撮影にも対応します。
Appleは1つのカメラで2つの画角をコントロールできる広角カメラの名称を48MP Fusionカメラと名付けてiPhone 16に搭載していますが、この機能自体はiPhone 15でも利用できます。
異なるのは光学2倍相当のズーム撮影時に最大1.6倍もの光を取り込めること。暗い場所でも明るくノイズの少ないクリアな撮影が可能です。
超広角カメラは、絞り値がƒ/2.4からƒ/2.2に改善。ピクセルサイズも大型化したことで、最大2.6倍の光を取り込むことが可能に。暗い場所でも明るくノイズを抑えた写真を撮影できるようになりました。
また、スタンダードモデルのiPhoneとして初めてマクロ撮影にも対応します。
カメラの並びは斜めから縦1列に変更され、子供の誕生日など大切なイベントを空間で記録して、Apple Vision Proで楽しめる「空間写真」と「空間ビデオ」を撮影できます。
動画撮影では、優れた機械学習によって風切り音を除去できる機能に対応するのもiPhone 16だけです。
新しいカメラコントロール
iPhone 16には、新しいカメラボタンが搭載されています。
このボタンを押すとカメラを素早く起動できるため、シャッターチャンスを逃さず撮影できます。
カメラ起動後はボタンを押して写真撮影、長押しで動画撮影、スライドしてズーム倍率や露出(明るさ)、絞りの調整も簡単にできます。
アクションボタン
iPhone 15の左側面には、ワンタッチでマナーモードに切り替えられるマナースイッチが搭載されています。
しかし、常にマナーモードに設定している人も多く、現在のAndroidではマナースイッチを搭載している機種はほぼ見られなくなっています。
一方、iPhone 16には、事前に設定した機能をワンタッチで起動できるアクションボタンが搭載されています。
長押しでマナーモードをオン/オフできるだけでなく、ボイスメモで録音を開始したり、懐中電灯を点けたり、ショートカットアプリを使ってお気に入りのアプリをすぐに起動することも可能です。
性能:A18 vs A16 Bionic
iPhone 16のA18チップは、2025年に日本語対応が発表されている「Apple Intelligence」のために設計された高性能・高速・高効率のチップです。
Appleが“iPhone 15に搭載されたA16 Bionicの2世代先を行くチップ”とアピールするA18には、大型の生成モデルを実行できるよう最適化されたニューラルエンジンが搭載されます。
これにより、機械学習の実行が最大2倍高速化を実現。メモリの帯域幅は17%も向上したことで大規模なAIモデルに瞬時にアクセスできます。
A18チップは第2世代の3nmプロセス設計で処理速度と電力効率が改善しています。ハイエンドなデスクトップPCの性能に迫るCPUはiPhone 15に比べて最大30%高速されると同時に、30%少ない電力で同じパフォーマンスを発揮します。
カメラやゲーミングに貢献するGPUはiPhone 15に比べて最大40%も高速で、35%少ない電力ながら同じパフォーマンスを誇ります。
メモリ容量はiPhone 15の6GBに対して、iPhone 16では8GBを搭載することで、複数のアプリを切り替えながら操作するマルチタスキングも快適に動作します。
また、熱伝導率が高い100%再生アルミニウムの基盤を組み込むことで、チップが生み出す熱を効率よく拡散します。これにより、iPhone 15に比べて最大30%も長くパフォーマンスが持続します。
電池持ちとMagSafe充電
iPhone 16は大容量のバッテリーと高効率のA18チップによって、電池持ちが大幅に向上しています。
例えば、YouTubeやNetflixなど動画のストリーミングでは、iPhone 15よりも2時間長い最大18時間の連続視聴が可能です。
別売りの20W以上の電源アダプタを使用すれば、30分で最大50%まで充電できます。充電端子はどちらもUSB-Cを搭載していて、iPhone 14以前のモデルで使用していたLightningケーブルは使用できないので注意しましょう。
ワイヤレス充電はQi規格の充電器で7.5W、Qi2で15W、MagSafeではiPhone 16を25W、iPhone 15を15W出力で充電できます。
なお、最大25WのMagSafe充電を利用するには、6,480円から購入できる新しいMagSafe充電器と30W以上の電源アダプタが必要です。
まとめ:iPhone 16に買い換えるべき?どっちを買う?
iPhone 16のアップデート内容は、50%も頑丈になった保護ガラスと暗い場所でも眩しくない最初1ニトのディスプレイ、より明るく撮影できる超広角カメラ、マクロ撮影対応、iPhoneカメラをデジカメのように扱えるカメラコントロール、性能と電力効率が向上したA18チップ、電池持ちの大幅向上、最大25Wの高速MagSafe充電、Wi-Fi7対応、Apple Intelligence対応といったものです。
高画質な6.1インチの有機ELディスプレイ、4K/60fps動画撮影、1つのレンズで2つの画角を操れる広角カメラ、IP68の防水・防じん、Sub6の5Gなど、iPhone 15と共通する特徴も多いため、すでにiPhone 15を利用している場合は、買い替える必要はないでしょう。
どちらを購入するか迷っている場合は、iPhone 16とiPhone 15の違いをわかりやすくまとめた表を再度チェックして、12,000円の差額を払ってiPhone 16を選ぶ価値があるかどうか検討してください。
個人的にはiPhone 16の購入をおすすめします。
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