Appleが「iPhone SE2」または「iPhone 9」とされる新型iPhoneを3月に発売する可能性が高いようだ。
販売価格を4万円前半に設定することで、低価格のスマートフォンが売れ筋のインドや中国といった“メガ市場”でのシェア拡大を狙う。
エントリーレベルの新型iPhoneが3月登場か
FastCompanyによると、3月に発売される可能性が極めて高い新型iPhoneの販売価格は「iPhone SE」が発売された当初と同じ399ドルに設定されるとのこと。
気になるのは日本での販売価格だ。Appleは当時のレートを132円に設定して「iPhone SE」を52,800円で販売したが、iPhone 11シリーズではレートを107円まで下げている。このレートで計算すると「iPhone SE2」の予想価格は約42,700円となる。
Appleが低価格の新型iPhoneを発売する目的は、人口13億人を誇るメガ市場のインドで競争力を高めること。
インド市場においてiPhoneはプレミアム価格帯で75.6%の驚異的なシェアを獲得しているもののトップ5メーカーにランクインしていない。シェア4位に留まっているメガ市場の中国でも競争力を強化したい狙いがあるのだろう。
消費者側からすれば、低価格のiPhoneが発売されることによって低価格帯のAndroidスマートフォンや中古のiPhone、性能が劣る型落ちのiPhoneで妥協する必要がなくなる。3月発売となれば日本では新入生や新入社員からの人気が集中しそうだ。
これまでの噂によれば「iPhone SE2」は、「iPhone 8」と同じボディに4.7インチのディスプレイを採用。ホームボタンと指紋認証「Touch ID」、iPhone 11シリーズと同じ「A13 Bionic」チップを搭載する。